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6月の歌舞里館講座
更新日:2025年7月1日
6月4日 加布里ペンギンの会 唐津市高島(宝当神社)へ行ってみよう!
第3回ペンギンの会は、見事な晴天の中での開催となりました。
今回の行き先は、唐津市高島。加布里駅からJR筑肥線で唐津駅まで行き、渡船場までウォーキング♪
船に乗り込み、片道10分程度で到着した高島ではたくさんの猫たちがお出迎え。
幸運の招き猫たちに癒されながら、渡船場近くの“宝当神社”へ向かいました。
熱心にお参りした後は、その足で宝くじ売り場へ。なんと!!その場で当たるスクラッチくじを購入された方が見事当選する(金額はヒミツ)一幕もあり大変盛り上がりました。
今回のウォーキングは、片道1.2kmの短い道のりではありましたが、気温29℃に迫る初夏の日差しもありまだまだ暑さに慣れていない体には少々堪えましたが、吹く風は心地よく絶好のウォーキングとなりました。
美しい景色とともに、参加者同士の交流も深まり、思い出に残る一日となりました。
6月21日 伝統文化子ども生け花教室
今月は、抽水植物である「ガマ」を季節の草花と一緒に生けました。
「沼や川のほとりに咲いている「ガマ」は、ただそこに生息しているだけではなく水をきれいにする役割を担っているんだよ。」と講師の中島先生。
日本神話の、因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)に登場するウサギが最後に「ガマ」の穂に寝転ぶとふわふわの毛が生えてくると伝えられている通り、穂の中には真っ白な綿が詰まっているとのこと。「綿が飛び出してくるから、ハサミで穂は切らないようにね!」と、注意を受けて開始。
今回の花材はガマ、ひまわり、カーネーションなど。
長いガマの葉の形を、思い思いに整えてから花を生けていきます。
時間をかけてじっくり生けていく子もいれば、開始10分程度で生け終わる子もいますが、どの作品も個性的で素晴らしい作品ばかり。
来月の、フラワーアレンジも楽しみです♪
6月29日 歴史講座 能島村上氏と筑前かむり村
6月29日、コミカレ1 加布里歴史講座第1弾「能島村上氏と筑前かむり村」を開催しました。
講師は西南高等学校3年生の坂本康熙さん。
現役高校生による加布里の歴史講座とあって、沢山の歴史愛好家が集まりました。
高知にルーツがあり、土佐史談会の会員でもあるという坂本さんの自己紹介から講座がスタート。
坂本さんが小学生の時訪れた「村上海賊ミュージアム」で見かけた「筑前かむり村」の文字が気になって、様々な史料にあたって調査し、昨年8月「全国高等学校歴史学フォーラム2024」(九州国立博物館)で発表した論文「能島(のしま)村上氏と筑前かむり村-大名勢力への帰属と海賊の終焉(しゅうえん)」の内容をもとに、村上海賊と加布里のかかわりについてお話していただきました。
「水軍」と「海賊」の違い。三家で構成される村上氏それぞれの立ち位置と行く末。中世の瀬戸内海を舞台に、周辺の勢力とある時は共闘し、ある時は対立しながら生き抜いた能島村上氏は、私たちの住む加布里とどのようなかかわりがあるのか。具体的にどのあたりに居住し、どのように暮らしていたのか。参加者は、興味が尽きない様子で熱心に聞き入っていました。
講座終了後も、ひと言この若き歴史家とお話したい歴史愛好家に囲まれていた坂本さん、今後の活躍が本当に楽しみですね。
今年度歌舞里館では、コミカレ1「加布里歴史講座」として全7回の歴史講座を計画しており、今回はその第1弾でした。
第2弾は7月30日(水曜日)「志摩歴史資料館に行ってみよう!」
第3弾は8月24日(日曜日)「伊都国の漁業文化」の予定です。
沢山のご参加をお待ちしております。