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市同協 フィールドワーク研修

更新日:11月1日

10月17日 市同協 加布里支部 フィールドワーク研修を行いました。

今年度は、人権・平和学習として佐世保に今も残る戦争の爪痕を3カ所巡りました。
はじめに、海上自衛隊佐世保地方総監部内にある旧佐世保鎮守府防空指揮所跡(地下壕)を見学。
ヘルメットを着用して、いざ出発!

フィールドワーク研修1

実際に指令を出していた防空指揮所は、地上からは想像できないタイムスリップしたような異空間でした。

続いて、ハウステンボスを横目に通過した先に、ひっそりと佇むのは「無窮洞」と呼ばれる防空壕。
この日は、無窮洞保存会で唯一当時を知る92歳のガイドの方が案内してくださいました。

フィールドワーク研修4

ここは、戦時中に2年もの歳月をかけて女性教師と子どもたちが手掘りで造りあげたとのこと。
当時の話に耳を傾けながら内部壁面に目をやると、ツルハシの跡がしっかりと残っており、
子どもたちが必死に手掘りしている姿が目に浮かんでくるようでした。
最後に訪れたところは、西海橋の近くにそびえ立つ3本の塔。旧佐世保無線電信所(針尾送信所)施設です。

フィールドワーク研修5

太平洋戦争の開戦を告げた「ニイタカヤマノボレ1208」を送信した施設として知られていますが、
資料が残っていないため真相は定かではないそうです。
小高い丘にそびえ立つ3号塔に向かって歩いていくと、遠くから見る塔とは全く違い想像を絶する迫力でした。
ぜひ、真下に立って3号塔を見上げてみてください。
参加者のひとりに、「現地に行かなければ見られないもの、会えない人がいる。それがフィールドワーク。
その意義を実感できた研修だった。」との声をいただきました。

フィールドワーク研修3