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働く世代の健康づくりチャレンジ事業 インタビュー 「株式会社パーツ・フォアマン様」

更新日:2023年11月21日

働く世代の健康づくりチャレンジ事業の取り組みの一つとして、健康づくりに取り組んでいる企業へのインタビューを行っています。
第1回目は、株式会社パーツ・フォアマン様
健康づくりへの取り組み内容や、「働く世代健康づくりチャレンジ事業 運動指導士派遣事業」を実施していただいた感想を含めへインタビューさせて頂きました。

「従業員の健康づくりは会社を支える基盤になる」
 株式会社パーツ・フォアマン

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企業概要

・企業名 株式会社パーツ・フォアマン
・所在地 〒819-1306 福岡県糸島市志摩松隈890番地2
・代表者名 代表取締役社長 都地壽生
・設立  1977年1月
・従業員数39名(2023年9月現在)
・事業内容 1.精密金型パーツ加工 2.各種金属を使用した微細加工


写真1 写真提供(株)パーツ・フォアマン

インタビュー内容

志摩松隈の志摩テクノパークの中にある株式会社パーツ・フォアマンは、「ふくおか健康づくり団体・事業所宣言」の登録を行い、以下の4つを宣言し、従業員の健康づくりに意欲的に取り組んでいます。 
・従業員全員が年1回以上の健康診断を受診する
・がん検診を受診するようアナウンスする
・運動習慣の定着を目指し、昼休みに散歩や休日に運動するように指導する
・禁煙のポスターの掲示やパンフレット配布をする
 
今回は糸島市の「働く世代の健康チャレンジ事業」の一環である「健康運動指導士の企業への派遣」を利用して、さらなる従業員の運動習慣定着のきっかけづくりを行う様子を取材しました。
 
~「ふくおか健康づくり団体・事業所宣言」~
県内で事業活動を行う団体・事業所が、従業員やその家族又は県民一般を対象に、健診受診率の向上や食生活の改善、運動習慣の定着などの健康づくりに取組む際に、その取組み内容を宣言し、登録するというものです(福岡県ホームページより)。


運動指導士による講話と実技

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株式会社パーツ・フォアマンでは、月に一度9時から朝礼を行なっています。この朝礼の一部の時間を使って、市から派遣された健康運動指導士の井上さんによる講話と実技が行われました。井上さんは「スポーツを習慣づけるのはなかなか難しいですが、日常や業務中でも健康づくりを意識することができます」と話します。まずは配布されたプリントを見ながら、椅子に座る時や歩く時の姿勢、重い荷物の持ち方など気を付けるポイントを学びます。


写真2 正しい姿勢について講話を聞いている時の様子


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椅子に座る時は、背もたれに寄りかかると骨盤が倒れてしまい、姿勢が崩れ、腰痛や肩こりなどの原因になるそうです。井上さんが「腰を起こすことが大切。私は歩く時も下腹をへこませています。そうすると下腹の筋肉を使うので、腰骨が立って良い姿勢を保つことができます」と話すと、自然と背筋をすっと伸ばす従業員の姿も見られました。



写真3 皆さん真剣な表情で講話を聞いています



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講話の後は、椅子に座ったままできる、日常に取り入れやすいストレッチの指導を受けて実践しました。中には目を閉じて、気持ちよさそうに体を伸ばしている人もいました。




写真4 ストレッチ開始です


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「座っている時間が長い人は、下半身の血液循環が悪くなるので、この動きを合間にやってみましょう」「足の裏をしっかり床につけると、姿勢が保てます」「呼吸は止めないように」など意識するポイントやアドバイスを受けながら、実技は終了しました。講話から実技を含め、約15分。あっという間の時間でしたが、講座を受けた人からは「最近腰痛が気になっていました。普段は座って仕事をすることが多く、今日は座ってできるストレッチを教えてもらったので意識して取り入れたいと思います。勉強になりました」との感想が聞かれました。

写真5  椅子に座ったままでもいろんなストレッチができます







「会社で取り組んでいる従業員への健康づくり」について話を聞きました

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柴田明さん(右):取締役工場長。ソフトボールの審判ライセンスを持ち、普段から健康づくりを意識している。
田中宏昭さん(左):製造部部長。8月にリニューアルしたホームページ作成を担当。


――主な会社の事業を教えてください。


 田中さん:車やカメラ、医療機器などの部品を量産するために必要となる金型のパーツの作成や加工を行っています。
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写真7 精密金型部品の一部 写真提供(株)パーツ・フォアマン

また作成・加工したパーツを組んで、金型として完成させて納品することもありますね。材料は硬度で言うと、ダイヤモンドの次に硬いと言われている超硬合金。高価な物になりますが、その分摩耗しにくく長持ちします。

柴田さん:超精密な部品を作るのが、私たちの仕事です。その部品を作るのも、出来上がった部品の検品も、目には見えない1000分の1ミリの世界。機械があれば誰でも作れるということではなく、従業員の専門的な知識や技術が必要です。


――神経を使いそうな仕事ですね。その中で従業員の健康管理で気になること、課題に感じていることはありますか?


柴田さん:特に若い人は「自分はまだ若いから大丈夫」と健康について考えている人が少ないことでしょうか。機会がある度に「たばこは止めた方がいいんじゃない?」とか「少し体を動かしてみたら?」と声をかけるのですが、なかなか行動に移すことは難しいようで。

従業員には休憩中は外に出て、歩いたり、ストレッチしたりすることを促しているのですが、みんな休憩時間はゆっくりしたいみたいです(笑)。

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写真8 工場内の様子 写真提供(株)パーツ・フォアマン


――若い人は特に健康について自分事として意識するのは難しそうですね。従業員の健康を保持・促進するために会社ではどんなことに取り組んでいますか?




柴田さん:毎年行っている健康診断は、会社負担でオプションを付けられます。若い人も対象年齢より検査項目を増やしたプランを受診できるようにしています。また朝礼の時や仕事中にも、健康や運動について話したり、体調について声掛けをしたりしています。従業員からは「また言いよる」って思われるかもしれませんが、何度も言うことが大切かなと。


――繰り返し伝えていくことが大切ですね。取り組みをする中で、従業員や会社に何か変化はありましたか?


柴田さん:健康診断後に保健指導を受け、運動や食生活などのアドバイスをもらい実践している人もいます。健康診断の充実もそうですが、体を休めることが大事だと思うので、有給休暇も消化するように促します。事務から「休みを取ってください」と言われるくらい(笑)。離職率も低く、長く働いている人が多いですね。

あと、私は昼休みにウォーキングやランニングをしていて、後に続いてランニングを始めた人もいました。夏の暑さで中断してしまったんですが、自分が見本というか、取り組む姿を見せるのも大切だと実感しましたね。みんなが一歩でも踏み出してくれたらうれしいです。


――柴田さんのようなお手本になる先輩がいると、会社としても心強いですね。今後従業員の健康づくりで目指すことを教えてください。



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写真9

田中さん:従業員それぞれに技術が必要な特殊な仕事なので、病気やけがなどで長期間不在になってしまうと、仕事の工程に穴があいてしまいます。専門的な仕事はできる人が限られるので、健康には気を付けないといけません。仕事は作業によって長時間座ったまま、立ったまま、機械をのぞいたままなど同じ姿勢でいることが多く、また五感を使って集中しているので、肩こり、腰痛、目の疲れなど感じやすいです。今日指導してもらった「日常生活の中で健康づくりを意識する」というのは取り入れやすいですし、従業員同士声を掛け合いながら、習慣化したいです。

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写真10 新人研修の様子 写真提供(株)パーツ・フォアマン

柴田さん:私たちの仕事は機械があっても、その中に従業員が習得した技術やノウハウを織り込まないと、超精密な部品は作れません。次の世代に技術を伝承しながら、新しい技術を習得する。それを繰り返しやっていくことが必要です。だから人がとても大事。

従業員のみんなが働いてくれるから、会社が成り立っているんです。一人でも欠けたら困ります。だからみんなには毎日健康でいてほしいし、長く働いてほしい。そのために会社ができることは提案し続けたいです。

働く世代の健康づくりを応援する取り組みは他にもあります!

詳しくは下記をクリック yajirusi.png
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ファクス番号:092-321-1139

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