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糸島市の脱炭素への取り組み
更新日:2024年3月29日
糸島市の地球温暖化対策のあゆみ
2010年の糸島市合併後に策定した「第1次糸島市環境基本計画(計画期間:2011~2020年)」において、省エネルギーや再生可能エネルギー設備の導入推進・支援を施策の方針に掲げ、取り組みを行ってきました。特に、発電するときに二酸化炭素を排出しない再生可能エネルギー発電を利用することは、電気に由来する二酸化炭素排出削減に有効であることから、積極的に推進してきました。
平成24~25年度に市内の人気観光スポットである白糸の滝に、平成25~28年度には瑞梅寺ダムに、それぞれ福岡県の補助を受けて小水力発電所を設置し、小水力発電事業を開始しました。
<瑞梅寺ダム小水力発電所パンフレットPDF>
<白糸の滝小水力発電所パンフレットPDF>
瑞梅寺ダム小水力発電所の発電機
また、平成29年度以降は、資源エネルギー庁「エネルギー構造高度化・転換理解促進事業費補助金」を活用し、健康福祉センターあごらや校区コミュニティセンターなどに太陽光発電設備を設置し、公共施設における再エネ利用を推進しています。
市役所新庁舎の太陽光発電
2021年3月には「第2次糸島市環境基本計画」を策定しましたが、4つの目標のうち、目標1を「第2次糸島市地球温暖化対策実行計画」として位置づけ、2030年までの二酸化炭素排出量を2013年度比で26%削減(当時の国の削減目標)する目標を掲げました。
糸島市が目指す「糸島版・脱炭素ロードマップ」を策定
市が「第2次糸島市環境基本計画」を策定した後、国では、2020年2月のカーボンニュートラル宣言(2050年までに温室効果ガスの排出を全体として実質ゼロとする)をきっかけに、国が目指す脱炭素への道筋を示す「地域脱炭素ロードマップ」を2021年6月に策定しました。市では、国のカーボンニュートラル宣言と地域脱炭素ロードマップの内容を踏まえ、再生可能エネルギーを活用した脱炭素化への取り組みを明らかにするため、2022年1月に「糸島市地域再生可能エネルギー導入戦略」を策定しました。
糸島版の脱炭素ロードマップ
この戦略では、第2次糸島市環境基本計画に示した目標や施策のうち、エネルギー分野に特化した内容を整理し、二酸化炭素排出削減目標や再生可能エネルギー発電の導入目標、近年のさまざまな国内外の取組事例を通して今後の道筋を6項目にまとめています。
非常に高い目標で野心的な内容ですが、それだけカーボンニュートラルへの挑戦は長く困難な道のりと言えます。
市では、戦略策定をきっかけに着実に歩みを進めるための取り組みを始めています。
「糸島市地域再生可能エネルギー導入戦略」は、関連ファイルからダウンロードできます。