トップページ > 解説!消費者トラブル > リースバック契約は慎重に!
更新日:2023年9月1日
所有しているマンションを売って、そのまま賃貸で住み続けられるリースバック契約をした。売却額は1千万円で、家賃9万5千円を毎月払っている。当初は夫の年金もあったので支払えていたが、夫が亡くなって年金が減り、家賃の支払いが遅れるようになった。すると「家賃が払えないなら出て行ってもらう」と言われた。
自宅を不動産業者に売却して代金を受け取り、同時に賃貸借契約を結んで、その後は家賃を払いながら同じ家に住み続ける「リースバック」という不動産取引があります。賃貸借契約においては、期間が定められている場合や、家賃が相場より高額に設定されていたり、契約更新時に家賃が値上げされたりして支払いが困難になる場合などがあり、ずっと住み続けられる保証はありません。
1.自宅の売却はクーリングオフ(無条件解約)の対象外です。メリットだけでなく、デメリットや仕組みもよく理解して契約しましょう。
2.不動産取引は複雑です。一人で決めず、契約する前に家族など信頼できる人に相談しましょう。
糸島市消費生活センター
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