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たい肥の「臭い」にご理解ください
更新日:2011年10月4日
環境と調和した農畜産業を推進します
たい肥はおいしい農産物の源
本市の畜産業は、味と肉質の良さに定評がある「糸島牛」、「糸島豚」や糸島の酪農家がこだわった乳製品「伊都物語」等を生産しており、県内トップの産出額を誇る重要な産業として、発展しています。
畜産農家から出る家畜排泄物を肥料として利用することによって、良質でおいしい糸島産のお米や野菜等の農産物が生産され、消費者に安心・安全な食材が提供されています。
畜産農家は家畜排泄物を良質なたい肥として流通させるために、数千万円のたい肥化施設を保有しています。
攪拌(かくはん)式のたい肥化施設
また、良質なたい肥の製造過程においては、発酵を促進させるための副資材を混ぜます。
畜産農家の多くは、臭気対策にも配慮するため、割高でも臭いを抑える効果のある副資材を積極的に使っています。ここで生産された堆肥は、家畜の餌となる稲わらとの交換や農産物に適した土づくりを目指す耕種農家のニーズに合わせて農地に還元されています。
しかしながら、季節や気象状況により、住宅地へ悪臭が飛散するため、市民の皆さまが不快に感じられる場合もあるとは存じますが、化学肥料に依存しない安心・安全な農産物の生産のためにはやむを得ません。ご了承ください。
畜産農家の環境保全の取り組み
市内の畜産農家で構成する畜産経営環境保全組合等が畜舎内外で発生する環境問題の解決に取り組むため、県の関係機関やJA糸島、市と連携して、環境パトロールを行っています。
また、改善が必要な畜産農家には指導を行い、改善後の調査活動なども行っています。今後も糸島市の畜産業の振興と更なる発展のため、関係機関と連携しながら、環境パトロールを継続していきます。
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環境パトロールの様子
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平成23年9月29日に実施した環境パトロール
そして、「環境と調和した畜産経営」を目指すため、畜産農家の環境保全に対する意識の向上を図りながら、住み良い糸島市になるよう努めますので、市民の皆さまのご理解をお願い申し上げます。