市内6地域が指定棚田地域に指定されました

棚田とは、農産物の供給や国土の保全、洪水の防止、生物の多様性の確保、その他の自然環境の保全、良好な景観の形成、伝統文化の継承等の多面にわたる機能を有する水田のことで、主に山の斜面や谷間の傾斜地に階段状に作られたものを指します。
平坦地と比較して棚田は、一つひとつの田んぼが狭く、傾斜も急なため、保全にはコストがかかります。高齢化の進展による担い手不足もあいまって、荒廃の危機に直面している棚田もあります。

棚田を核とした地域の振興の支援のため、総務省、文部科学省、農林水産省、国土交通省、環境省は、棚田地域振興法（令和元年法律第42条）第7条第1項の規定に基づき、保全を図る棚田地域を指定しています。指定棚田地域に指定されると、その地域で国等の事業を活用する際に、優遇措置や優先採択、要件緩和されることがあります。詳細は、内閣府のホームページをご確認ください。（内閣府地方創生推進事務局）

 糸島市では、福岡県へ指定棚田地域の指定提案を行い、下記の地域が指定棚田地域として指定されました。（令和2年5月20日官報第252号）

	旧市町村名（注）
前原地域	長糸村、雷山村、怡土村
二丈地域	福吉村、一貴山村
志摩地域	可也村

注：昭和25年2月1日における市町村の区域