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【SDGs認知・共感促進事業】東風小学校の取組を取材しました!
更新日:2025年3月31日
糸島市は令和5年度に「SDGs未来都市」に選定され、「糸島市SDGs未来都市計画」に基づく取組を推進しています。SDGsの達成には、市民・団体・企業など、皆さん一人ひとりの行動が必要不可欠です。
そこで、令和6年度から令和7年度にかけ、「SDGs認知・共感促進事業」を実施することとしています。
市内で活動する市民・団体・企業等のSDGsに関する取組を取材し、情報発信することで、SDGsに関する取組の“認知”と“共感”を促し、SDGsに対する市全体の意識を高め、一人ひとりの行動変容につなげていくことが目的です。
令和6年度は、市内の各小中学校における取組を取材しています。
「SDGsとよく聞くけれど、具体的になにをすればいいの?」と疑問を抱かれている方も、今回発信していく取組を参考に、身近な課題の解決に向けた行動につなげていただければと思います!
- 「SDGs未来都市」選定時のページは、こちら
【東風小学校】校区探検で地域を知り人とつながり、発見を伝える
平成18年に開校した糸島の中でも新しい東風小学校では、毎年1月に学習発表会「やさしさの花フェスタ」を開催しています。
学年ごとにテーマを決め、1年間で学習したことをまとめて全校児童と保護者、地域の人たちの前で発表します。今年は2年生と4年生が、校区探検の学習について発表しました。自分たちが住むまちを知るきっかけとなる校区探検は、SDGsの目標である「11.住み続けられるまちづくりを」にも関連しています。地域の人の協力のもと、子どもたちが校区を探検して発見したことや感じたことを、どのように発表したかをお伝えします。
(写真:全校児童で「BELIEVE 」を合唱)
多くの人が見守る中「やさしさの花フェスタ」がスタート
1月25日、東風小学校で学習発表会「やさしさの花フェスタ」が開催されました。各学年が1年間かけて学習したことをまとめ、発表する日です。体育館には全校児童や先生、保護者、地域の人など、たくさんの人が集まりました。発表の前に校長先生が、「伝わるように表現を工夫してたくさん練習してきたと思います。今日は全力で頑張ってください!」と、緊張した面持ちの子どもたちを励ましました。
(写真:子どもたちの前で話をする校長先生。校長先生の話が終わると、全校児童で合唱曲「BELIEVE 」を歌った。背筋を伸ばして堂々と歌う様子はとても迫力があり、団結力が感じられた)
4年生は校区の危険スポットを調べて発表
4年生は「区長さんと一緒に歩いて伝えよう、東風校区の危険」をテーマに校区探検を行い、泊、潤北、潤南、浦志東、志登の各行政区の危険な場所を調べました。「道が広いけど車のスピードが速い」「大きな道路や線路がある」「家が多くていろいろなところから車が出てくる」「用水路がある」など、危険な場所の写真をスライドで流しながら説明しました。
(写真:スライドで危険スポットを紹介)
寸劇やダンスを交えて伝える
スライドを使った説明だけではなく、工夫された発表で見ている人を引き付けます。

(写真:児童が行政区長に扮して危険箇所を解説 )
子どもたちが楽しく下校しているところに、猛スピードの車が通るという危ない瞬間をダンスや寸劇で表現しました。「笑い」の要素を取り入れた発表に、会場からは笑い声もこぼれました。
(写真:大きな車の絵を使った寸劇で、道路の危険を表現)
最後に、一緒に探検をしてくれた区長さんに感謝の言葉を伝え、全員で合唱しました。
(写真:4年生全員で「風になる」を合唱 )
2年生は地域のことを歌やクイズで楽しく紹介
2年生は潤、浦志、泊、志登の4グループに分かれて、エリア内のお店や施設、牧場などを探検しました。探検した場所を替え歌にしてリズムよく紹介をしていると、観覧席の児童も一緒に体を揺らしていました。(写真:「さんぽ」の替え歌で地域の特色を紹介)
(写真:3択クイズを取り入れながら発表)
お店や施設で働いている人に話を聞き、ポイントをまとめていました。実際に見て、会って話を聞かなければ知らなかった発見がたくさんあったようです。
(写真:波多江交番の警察官にもインタビューをした)
(写真:地域で長年親しまれているお店も紹介 )
地域のお店として、「ブルーベリーガーデン伊都」「浦田牧場」「ハーブガーデンプティール倶楽部伊都国」「荒木のつけもの」「波多江交番」「シャトレーゼ」「健康福祉センターあごら」「長浜ラーメン力」の8か所を紹介。1人ひとりが大きな声で堂々と発表していました。自分の住むまちのことを、歌で楽しく伝えることができたようです。
先生インタビュー
4年生担任の林田先生にお話を聞きました。
今回の授業のねらいを教えてください。
- 自分の住む校区を探検して、同じ東風小の子どもたちに伝えることで、地域を知るきっかけになり、「もっと知りたい」という意欲をもてたらよいと思っています。また、区長さんに同行してもらうことで、地域の人との関わりも深まると考えました。
今回の授業を含めて、どのような学習計画になっていますか。
- 4年生は、先生から子どもたちに、登下校中や放課後に危ないと思った経験がないかを聞き、保護者にも「危険な場所はないか?」と子どもたちから質問してもらいました。その後、区長さんと一緒に校区で危険と思われるスポットへ行き、事故やケガにつながる原因を確認します。その探検結果をもとに地域の危険スポットの地図を作り、報告会で区長さんに伝えました。
- 報告会では区長さんからアドバイスをもらい、それを反映して今日の発表に臨みました。
このテーマの授業は、どのような背景や課題意識があって行われたのですか。
- 東風校区は住宅が多く、交通量も多くなっています。身近に危険があることを子どもたち自身に意識してもらい、安全に過ごしてもらいたいという思いで企画しました。
- 2年生が行った校区探検は「地域に目を向ける」ことのきっかけづくりです。まずは自分の住む地域に何があるかを見てもらい、4年生になると危険スポットを探します。
この授業を通して、SDGsのどの目標達成につなげたいと考えていますか。
- 自分の住むまちを知り、それを誰かに伝えていくことが、SDGs目標の「11.住み続けられるまちづくりを」の達成につながると考えています。
大人の私でも、昔と比べると地域の人とのつながりが希薄になっていると感じることが多々あります。まずは、地域に何があるのか、どんな人が地域を守ってくれているのかに気付くことが大切です。
授業とSDGsの目標の結びつきを子どもたちが理解するために、どのような工夫をしましたか。
- ただ「危険です」と呼びかけるだけでは伝わりません。伝えるためには表現の仕方が大切です。面白い劇やダンス、歌を交えることで、まずは注目してもらうことを意識しました。子どもたちが好きな曲や、保護者の世代にも分かる「笑い」の要素を取り入れることで、皆さんに楽しみながら見てもらえるように工夫しました。
学びを通して、子どもたちに最も期待することを教えてください。
- 一番は、安全に過ごしてもらうことです。地域の特性を知り、自分たちから危ない場所には行かない、気を付けるという意識をもってもらいたいです。
この授業以降、SDGsの取り組みはどのように展開していく予定ですか。
- 2年生は校区と4年生は校区や糸島市のことを学び、5年生になると糸島市全体や福岡県について学習します。地域の産業や、目を向けなければならない環境問題にもつなげていきます。校区探検は、その学習に向けた土台作りでもあります。
児童の声
今回の授業で感じたことはありますか。
2年生
- 校区探検で自分が行ったお店のほかにも、どんなお店があるのかを知りたいと思いました。ほかのグループが発表していた「ブルーベリーガーデン伊都」にも行ってみたいです。
- お店の人とたくさん話ができてよかったです。
4年生
- 地域の危険箇所を知ることはとても大切だと感じました。ほかの地域でもやっているのか少し気になります。
- 区長さんと初めてお話をしました。普段なかなか会う機会がなかったけど、優しくてとてもいい人でした。「お疲れ様」と声をかけてくれたことがうれしかったです。
- ほかの学年の発表も面白かったです。特に5年生や6年生の発表は、これから自分もしていくことなので興味が湧きました。



