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【SDGs認知・共感促進事業】前原南小学校の取組を取材しました!
更新日:2025年2月12日
糸島市は令和5年度に「SDGs未来都市」に選定され、「糸島市SDGs未来都市計画」に基づく取組を推進しています。SDGsの達成には、市民・団体・企業など、皆さん一人ひとりの行動が必要不可欠です。
そこで、令和6年度から令和7年度にかけ、「SDGs認知・共感促進事業」を実施することとしています。
市内で活動する市民・団体・企業等のSDGsに関する取組を取材し、情報発信することで、SDGsに関する取組の“認知”と“共感”を促し、SDGsに対する市全体の意識を高め、一人ひとりの行動変容につなげていくことが目的です。
令和6年度は、市内の各小中学校における取組を取材しています。
「SDGsとよく聞くけれど、具体的になにをすればいいの?」と疑問を抱かれている方も、今回発信していく取組を参考に、身近な課題の解決に向けた行動につなげていただければと思います!
- 「SDGs未来都市」選定時のページは、こちら
【前原南小学校】共有・実践・発信 段階を踏んで、行動につなげる
糸島市中心部の住宅街に位置し、同市で最も多い約950名の子どもたちが在籍する前原南小学校。地域とのつながりが強く、日々の登下校や遠足などの行事には保護者や地域の人が参加して、地域全体で子どもたちの成長を見守ります。

「目標に向けて主体的に学び合う子ども」を重点目標として掲げ、SDGs学習は5年生で「海」「ユニセフ」「食料飢餓」の3つのコースに分かれ、実践しています。
5年生154名の子どもたちが、約3カ月間の学習で徐々にSDGsへの理解を深め、実践し、学んだことを周りにも伝えようと楽しく活動する様子をレポートします。
(写真:プラスチックゴミを選ぶ子どもたち)
海・ユニセフ・食料について学び考える
海コースでは、一般社団法人くらげれんごうの山崎さんとzoomをつないでスタート。
「海であそび・海でまなび・海をまもる」をコンセプトにする(一社)くらげれんごうが「特にどれを1番大切にしているか」と問うと、多くの子どもが「海をまもる」に手を挙げました。
しかし「実は正解は“海であそぶ”です。海であそぶと海を好きになって、自然と海を守りたくなるから」と聞き、子どもたちは興味深そうに頷いていました。
(写真:出された3択クイズに元気に手を挙げていた)
「世界中の海のゴミは1.5億トンあり、その80%はまちから出るゴミ」「2050年は魚の量を海のゴミの量が上回ると言われている年」などの説明を、子どもたちは熱心にメモを取りながら聞いていました。
ユニセフコースでは、久留米ユニセフ協会の渡邉さんから、ユニセフの活動や世界の状況についてzoomで話を聞きました。子どもたちは、世界の国の数、子どもの権利について、時折クイズを織り交ぜた説明に聞き入っていました。5歳になるまで生きられない子が多かったり、水を汲みに何時間も歩いたりする状況を知り、複雑な表情を浮かべる子もいました。
食料飢餓コースでは、前原南小栄養士の梶山先生から、給食の残食は全学年で1日25kgほどであり、夏の暑さに慣れる前や運動会前で疲れているときなどは、残食がもっと増えることもあると聞き、「多すぎる」とどよめきが起こりました。
また、子どもから「カレーに入っている星形人参の型を取った周りの部分はどうしていますか」との質問が出され、みんなが興味津々の中、「刻んでちゃんと中に入れています」という答えに子どもたちは安堵していました。
学習の後、他のコースの友達や先生に「給食の残食って1日何kgか知っとる?」と話しかける子どもの姿もあり、学びに興味を持った様子でした。
3コースそれぞれで深めた知識と考えを共有
その後は、各クラスで総合の時間にインターネットなどで調べる学習を続け、知識を深めました。そして、その成果をスライドの資料を活用しながら、クイズなどを用いて発表し合いました。
役割分担し、堂々と発表する子どもたち
発表の際に配布された手作りのパンフレット
伝わりやすいように考えられたパワーポイント
「死んだクジラの胃から30kgのゴミが出てきたことをどう思う?」と、自分たちで調べたことを問いかけるなどの工夫もみられました。パワーポイントの資料は伝わりやすいように考えられ、手作りのパンフレットを配る班もありました。
子どもたちは、どのコースの説明にも真剣に耳を傾け、3つの学習内容を全員で共有しました。
ビーチクリーンで「海をまもる」を実践
11月6日、糸島市野北の海岸で、(一社)くらげれんごうのスタッフと一緒にビーチクリーンが開催されました。
1クラスが約1時間往復してゴミを拾います。4クラスが終えた後、最後にスタートした5年3組の子どもたちは「他のクラスの後だからあまりないだろう」という声もあった中、ゴミがまだたくさん残っているのを目の当たりにし、とても驚いていました。結局3往復しても、全てを拾うことはできなかったそうです。
(写真:子どもたちに説明する(一社)くらげれんごうの山崎さん)
最初は面倒くさいと思ったという子も実際にやってみて、「時間が足りないと思うほど楽しかった」「ゴミが人工物か自然のものかを考えることが楽しかった」などの感想があり、楽しく活動ができたようです。また「洗濯バサミが何個か落ちていて本当にまちのゴミなのだと実感した」という感想もあり、「これからも見つけたら拾うようにしたい」「ゴミを捨てないようにしたい」と改めて決意していました。
(一社)くらげれんごうスタッフと一緒にゴミを観察
細かいところもよく見る
興味深そうにゴミを見ながら拾う
ゴミを使った海の生き物作りで楽しさを実感
11月11日、(一社)くらげれんごうの山崎さんたちと一緒に「プラスチックフィッシャーマン」という、ゴミを並べて海の生き物を作る活動をしました。アメリカのマイアミで始まった、作った生き物を写真に撮り、Instagramなどで世界へ広める環境活動です。
用意されたゴミを見て「これは何のゴミだろう」と盛り上がる子どもたち。「こっちには小さいゴミがあるよ」と声が掛かるとそこへ集まり、パーツ選びに夢中になっていました。
どこに置こうかと相談しながら生き物を作る
自分のタブレットでも写真撮影
「ここの班のカニすごい!」と先生が声をあげると、そのアイデアに触発されて、さらにいろいろな生き物が生まれました。この日撮った写真を使って山崎さんたちがステッカーを作成し、子どもたちは自分用と周りへの配布用としてステッカーをもらい、海の環境を守る活動の発信にも使う予定です。
