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【SDGs認知・共感促進事業】福吉中学校の取組を取材しました!

更新日:2025年2月12日

糸島市は令和5年度に「SDGs未来都市」に選定され、「糸島市SDGs未来都市計画」に基づく取組を推進しています。SDGsの達成には、市民・団体・企業など、皆さん一人ひとりの行動が必要不可欠です。

そこで、令和6年度から令和7年度にかけ、「SDGs認知・共感促進事業」を実施することとしています。
市内で活動する市民・団体・企業等のSDGsに関する取組を取材し、情報発信することで、SDGsに関する取組の“認知”と“共感”を促し、SDGsに対する市全体の意識を高め、一人ひとりの行動変容につなげていくことが目的です。

令和6年度は、市内の各小中学校における取組を取材しています。
「SDGsとよく聞くけれど、具体的になにをすればいいの?」と疑問を抱かれている方も、今回発信していく取組を参考に、身近な課題の解決に向けた行動につなげていただければと思います!

  • 「SDGs未来都市」選定時のページは、こちら

【福吉中学校】雑草を活かして地域活性化につなげたい!

福吉中学校は海と山に囲まれた自然豊かな地域にある学校です。農業と関わりの強い地域でもあり、毎年、田植えや稲刈りなどの農業体験を行っています。また、地域の伝統芸能の福井神楽を学ぶ授業も設け、地域との関わりも大切にしています。

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令和5年度から始まった雑草堆肥化プロジェクトは今年度で2年目。5月に続き、2回目の除草作業と堆肥化への仕込みが9月7日に福吉中学校の校庭で行われました。当日の作業の様子と、先生や活動の中心となる2年生の声を紹介します。

(写真:9月に集めた雑草(左側)と5月に仕込まれ堆肥化した雑草(右側))

全校生徒、先生と保護者、一丸となって除草から草集め

福吉中学校の校庭では早朝から保護者が中心となり、除草作業が行われました。参加した保護者は約30人。10人ほどが草刈り機で広い校庭全体の草を刈り、その他の保護者は手作業で草を取ったり、刈った草を集めたりしました。
作業が終わると、1年生から3年生までの全校生徒が校庭に出てきて、刈った草を集めました。広い校庭の各所に保護者や地域の人の5、6台のトラックがスタンバイし、生徒たちは集めた草を近くのトラックの荷台へ運びます。トラックは荷台いっぱいになった草を校庭の片隅へ運んでは、また生徒たちのところに戻り、何度も往復しました。
9月とはいえ残暑が厳しい中、汗だくになりながら、生徒、先生と保護者が一丸となって大量の草を一か所に積み上げました。

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(写真:校庭で刈られた草を一か所に集める作業の様子)

賑やかに進めた堆肥化の仕込み作業

校庭の一角に集められた雑草の山を堆肥化するために、米ぬか、骨粉、廃油、シーライム(カキ殻石灰肥料)を振りかけていきます。この堆肥化の準備の中心は2年生です。「くさい!」と言いながらも骨粉を入れたひしゃくをふり続ける生徒たち。次々とトラックで運ばれてくる雑草をおろし、米ぬかなどを振りかける作業を何度も繰り返しました。先生たちも生徒に声をかけながら常に手を動かします。日差しが照りつける中、生徒たちは保護者や先生たちとの会話も楽しみながら賑やかに作業を進めました。

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(写真:トラックから雑草をおろし、その上から米ぬかなどを振りかける生徒たち)

堆肥化した雑草を使って花植え

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堆肥化の仕込みをした雑草の山にブルーシートをかけて、その日の作業は終了しました。1か月程度発酵させた後、ブルーシートを外し、雑草を混ぜて切り返しの作業をします。

(写真:雑草の山にブルーシートを被せ仕込み作業終了)


今回の雑草の山の隣には、5月に堆肥化の仕込みをした雑草の山があり、既に茶色く土のようになっていました。

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2年生はこの堆肥化した雑草を土に混ぜ、今回の除草作業の前日に、プランターにパンジーの種とサフランの球根を植えました。これから植物の発育状態を観察していきます。

(写真:堆肥化した雑草を使って花の種と球根が植えられたプランター)

子どもたちの声

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起業家教育の一環でもあるこのプロジェクトでは、担当となる2年生で「ブレイクスルー」という名の会社を立ち上げ、雑草を堆肥化するだけでなく、それをどう地域に還元していくかも考えています。今回は、その会社の中心となるメンバーに現時点での感想を聞きました。

(写真:ブレイクスルーの中心となるメンバー)

  • このプロジェクトで、昔の人もこんなふうに身近にあるものを利用して堆肥を作っていたのかなと考えました。また、普段花を植えることがないので、2年生全員で協力して花植えができて楽しかったです。堆肥が余ったら、家庭でも花を植えてみたいです。(中学2年・男子生徒)
  • これまでは刈った雑草を地域の人に処理してもらっていましたが、雑草を利用することができていいと思います。このプロジェクトを通して地域や他の学校とつながりができることも嬉しいです。(中学2年・女子生徒)

先生インタビュー

吉田教頭先生と2年生の担任の有永先生に話を聞きました。

この活動の目的を教えてください。

  • 吉田教頭先生:雑草堆肥化プロジェクトは、これまで保護者の手を借りて処分していた雑草を、堆肥として利用できないかというPTAからの意見で、昨年度から始めました。その先には、それを地域活性化に役立てたいという目的があります。福吉中学校は地域との関わりが深く、地域の皆さんに支えられているので、どのようにして地域に貢献できるか、生徒が中心になって考えました。
    その結果、今年度はその堆肥を利用して花を育て、JR福吉駅や病院など、地域の人の目に触れる場所へ置き、地域を明るく盛り上げたいということになりました。また、福ふくの里で花の苗を販売し、購入したお客さんに堆肥をプレゼントすることで、集客の一翼を担えないかという意見も出ています。

この雑草堆肥化プロジェクトの実施計画を教えてください。

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    吉田教頭先生:事前に地元の農家さんから堆肥について学び、糸島農業高校の先生には植物を育てること、JA糸島(当時)の “ドクター古藤”古藤俊二さんには堆肥化する技術について教えてもらいました。雑草は時々切り返しをして、数か月かけて堆肥にしていきます。
    昨年度は作った堆肥で野菜作りをしたのですが、天候の影響もあり、うまく育ちませんでした。その経験を踏まえ、今年度は野菜ではなく、季節に合った花を選ぶなど、続けることで改善できています。

    (写真:堆肥化した雑草を見せてくれる吉田将康教頭先生)

このプロジェクトはSDGsのどの目標達成につながり、生徒がそれを理解するためにどのような工夫をしましたか?

  • 吉田教頭先生:堆肥化に必要な米ぬかや牡蠣のシーライムなどは、福吉という地域の中から出る廃棄物が活用できます。廃油は福吉小学校の給食室からの廃棄物です。地域の中で資源の循環を意識している点では、「11.住み続けられるまちづくりを」と「15.陸の豊かさも守ろう」につながっていると思います。また、雑草から作る堆肥は、エネルギーはあまり強くないですが、においが少ないという特徴があります。それは「7.エネルギーをみんなに。そしてクリーンに」の目標につながると考えています。
    常に生徒たちに問いかけ、生徒たちが自分で考えることを大切にしています。「こうしなさい」ではなく、自らが発想し実現していくことが、真の理解へつながると思っています。時間はかかりますが、先生たちは我慢して待つことも意識しています。

生徒が特に興味深そうにしている活動はありますか?

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    有永先生:自分たちがやったことが形になっていくことを喜んでいると思います。5月に仕込んだ雑草が、今堆肥となって、それを使い花の種を植えた時はとても楽しそうにしていました。昨年度中心となった現3年生に比べて、今年度中心となっている2年生は人数が半数程度です。その少ない人数でできることはないか、自分たちなりに付加価値をつけることはできないかと、昨年度の経験を生かして検討しました。今の子どもたちは小学生の頃から授業でもSDGsを学んでいます。福吉中の生徒は、身近な海だけでなく、田植えなどの経験を通じて陸の大切さも自然と理解していると思います。

    (写真:花の種と球根を植えたプランターを見せてくれる有永先生)

この学びを通して、子どもたちに最も期待することは何ですか?

  • 吉田教頭先生:このプロジェクトを3年、5年と続けていくことで、今後も生徒たちの発想でより良いものにしてほしいです。また、野菜作りをしている志摩中学校にうちの堆肥を使ってもらうなど、いつかこの活動が糸島市内の他の中学校との交流にもつながるといいなと思います。
    現在は材料も一部購入していますが、工夫して全ての材料を購入せずに地域内で賄うなど、自らが進んで課題解決に動いていってほしいです。また、自分が住んでいるこの福吉という地域に愛情を持ち、成長して外へ出たとしてもいつかまた戻ってきてほしいと願っています。

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