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【SDGs認知・共感促進事業】前原小学校の取組を取材しました!

更新日:2025年2月12日

糸島市は令和5年度に「SDGs未来都市」に選定され、「糸島市SDGs未来都市計画」に基づく取組を推進しています。SDGsの達成には、市民・団体・企業など、皆さん一人ひとりの行動が必要不可欠です。

そこで、令和6年度から令和7年度にかけ、「SDGs認知・共感促進事業」を実施することとしています。
市内で活動する市民・団体・企業等のSDGsに関する取組を取材し、情報発信することで、SDGsに関する取組の“認知”と“共感”を促し、SDGsに対する市全体の意識を高め、一人ひとりの行動変容につなげていくことが目的です。

令和6年度は、市内の各小中学校における取組を取材しています。
「SDGsとよく聞くけれど、具体的になにをすればいいの?」と疑問を抱かれている方も、今回発信していく取組を参考に、身近な課題の解決に向けた行動につなげていただければと思います!

  • 「SDGs未来都市」選定時のページは、こちら

【前原小学校】不用品に新たな命を吹き込む「ごみじゃないっ隊」

糸島市の中心部に位置し、令和6年に創立150周年を迎えた前原小学校。校区を横断するように泉川が流れ、流域には市の花・ハマボウの群落地もあります。ハマボウは県指定天然記念物および絶滅危惧種にも指定されており、群落地は九州で屈指の規模。

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そこで、同校では毎年、ハマボウの保全に関する授業を行っています。今年度は、自然環境保護の一環としてごみの削減に取り組むことに。
子どもたちから出たアイデアを基にして、使用済みのペットボトルキャップの再利用を実践しました。
10月7日に4年生が行った授業の様子をレポートします。

ペットボトルキャップをしおりにリサイクル

「ごみじゃないっ隊に変身!」というクラス全員の掛け声で始まった授業。
各家庭から持ち寄ったペットボトルキャップを細かく切り、15×6センチほどの長方形に並べ、アイロンの熱で圧着。本を読む時に使うしおりに変身させます。担任の先生が事前に作った見本を目にして、興味津々の子どもたち。早くやりたい気持ちを抑えて、まずはアイロンの使い方を教わります。

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「アイロンを使ったことがある人?」という先生の問いかけに、クラスの約3割が手を挙げ、
「お父さんお母さんがアイロンを使っているのを見たことがある人?」という質問にはほぼ全員が手を挙げました。
日ごろから家事に関心を持っている様子がうかがえます。

(写真:班ごとに割り当てられたアイロンの使い方を真剣に聞く子どもたち)

先生「アイロンは使い終えたらスイッチを切りましょう。なぜか分かりますか?」
児童「やけどすると危ないから」
先生「そうですね。それと、電気がもったいないからです」

こんなちょっとしたやりとりでも、SDGsの目標の一つである「12.つくる責任つかう責任」の意識を根付かせます。

さて、いよいよ作業スタート。
赤、黄、青、緑、白など、さまざまな色のキャップを前に思案顔の子どもたち。やがて、空や花、魚など、それぞれのイメージを形にしていきます。

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    「どんなしおりにしようかな」と思案中

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    並べ終えたらアイロンがけ

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    ルールを守って取り組んでいました

配置が決まったらパラフィン紙を上にのせてアイロンがけ。班のメンバーで協力し合いながら作業を進めます。アイロンをかけたばかりのパラフィン紙に触れて、「熱い!」と思わず声を上げる子も。それもまた経験です。

圧着したら国語辞典を重しにして冷めるまで待機します。そして、ドキドキしながらパラフィン紙を外すと……

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「わあ、カメを作ろうと思ったのに化石になった!」
「青虫みたい!」

思ったとおりにできた子も、そうでない子もみんな笑顔。先生に見せに行ったり、友だちと見せ合ったりしていました。

(写真:「仕上がりはどう?」そっとパラフィン紙を外します)

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    個性的な形ができました

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    形を整えて、パンチで開けた穴にリボンを通すと完成

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はさみで形を整えて、リボンを通せば完成。ごみとして捨てられるはずだったペットボトルキャップを、しおりに変身させることに見事成功しました。

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先生からは、同じやり方で金具をつけてキーホルダーにしたり、キャップに描かれたロゴをそのまま生かしてコースターにしたりするアイデアも紹介。
「家でもやってみたい」と、子どもたちから声が上がりました。

(写真:早速、図書館で借りた本に使っている子も)

トイレットペーパーの芯や古着も 授業以外の取り組み

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4年生では、各クラスでペットボトルキャップを回収する装置も作ることにしました。
全校児童に呼びかけて途上国へのワクチン支援につなげる計画です。ただ集めるだけではおもしろくないと、制作にも熱が入ります。

(写真:キャップ回収装置。口からキャップを投入し胃袋に溜まっていくように工夫。ハートは心臓だそう。)

前原小学校では、今回の授業で使ったペットボトルキャップのほかに、トイレットペーパーの芯や古着、給食の牛乳パックも集めています。
トイレットペーパーの芯は、雨天時に室内で遊ぶ時のボウリングのピンとして、古着は鍋敷きに、牛乳パックはめんこやペン立てなどに生まれ変わる予定とか。さらに、給食調理で出る野菜の皮や切れ端などの生ごみを堆肥に変える、段ボールコンポストにも挑戦中です。

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    教室で不用品を回収中

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    牛乳パックをすすぐ時も、できるだけ少量の水でできる方法を編み出しました

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    糸島市が推進している段ボールコンポスト「すてなんな君」を使って堆肥づくり

不要になったものを新たな用途に生まれ変わらせる方法はないか、子どもたちは毎日の学校生活の中で考え、実践しています。

子どもたちの声

  • 今までごみ問題についてあまり考えたことはなかったけれど、この学習を通して時々考えるようになりました。ペットボトルキャップを集めてみて、こんなにたくさん買っているんだなと分かりました。使った後のペットボトルはきれいに洗ってまた使うようにすれば、ボトルの部分も無駄にならないと思います。他の物も、捨てる前に何かに使えないか考えたいです。
  • アイロンを使うのは初めてだったけれど楽しかったし、いろんな色を組み合わせるのも楽しかったです。キャップがしおりに変身することが分かって、他の物も変身させたくなりました。
  • しおりを作ってみて、形がおもしろかったのでまたやってみたいです。私は、いらなくなった段ボールやペットボトルの透明な部分などを使って、よく工作をしています。授業を通して、それがリサイクルにもなることが分かりました。ペットボトルの飲み物を買うのではなく、水筒を持ち歩くように心がければ、もっとごみは減らせると思いました。

先生インタビュー

4年生の先生に話を聞きました。

今回の授業のねらいを教えてください。

  • 本校では、毎年4年生が校区内に自生するハマボウの保全活動について学習しています。加えて、社会科の授業ではごみに関する単元があり、糸島市クリーンセンターへ見学にも行きました。ごみそのもの、あるいはごみ処理が環境に与える影響について学ぶことで、いかにごみを少なくするかを子どもたち自身に考えてほしいというのがねらいです。

どのような学習計画になっているのでしょうか。

  • 最初に、どのようなごみが多いか、ごみを減らす方法にはどのようなものがあるか、各自で本やタブレットを見たり、おうちの人に聞いたりして調べました。まとめたものを班のメンバー間で共有した後、これなら自分たちにもできそうという案を一つ選び、班ごとに発表します。
    例えば、魚の骨や野菜の皮は揚げたら食べられるとか、古着を鍋敷きに再利用するとか、いろいろな案が出てきました。ペットボトルキャップを細かく切ってアイロンビーズのように再利用するというのも、子どもたちの中から出てきたアイデアです。
    実践については学年で統一したかったので、各クラスから出た案を持ち寄り、教員同士で協議した結果、今回の学習内容となりました。

      この授業によって、SDGsのどの目標達成につなげたいと考えていますか。そのために工夫したことはありますか。

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      • 直接的に結びつくのは「12.つくる責任 つかう責任」でしょうか。校区内の環境保全という観点で言えば、「11.住み続けられるまちづくりを」、「15.陸の豊かさも守ろう」に関わってきます。また、校区内を流れる泉川は雷山を源流とし、やがて海に注ぎます。近年取りざたされているマイクロプラスチック問題を考えると、本授業は「14.海の豊かさを守ろう」にもつながると思います。

        子どもたちのSDGsへの理解を深めるために意識したのは、身近なものと結びつけることです。 ペットボトルは各家庭で消費したものを持ってきてもらいましたし、社会科で今まさに勉強している内容とリンクするように工夫しました。

      授業の手応えはいかがですか。

      • 物があふれている今の時代、買うのも捨てるのも簡単ですが、ごみをごみにしないために何ができるか考えられるようになる意識づけを、一番に考えていました。授業後に、子どもたちから「家でもやってみたい」という声が上がったことに手応えを感じています。「お母さん、これはごみじゃないよ。工夫したら再利用できるよ」など、おうちの人に伝えてくれることも期待しています。ごみ問題への関心を、大人になっても持ち続けてくれたらうれしいですね。

      今後のSDGsに関する取り組みについて教えてください。

      • 授業を通して、さまざまな資源再利用の案が出てきて感心しました。ペットボトルキャップを集めると途上国へのワクチン支援になること、生ごみを発酵させれば堆肥になることも、子どもから発表があったものです。
        全校から集めたキャップは年度末までに支援団体に送る予定です。堆肥ができたら、花を育てて卒業生にプレゼントしたり、学校の美化に役立てたりするのもいいねと、子どもたちと話しています。楽しみながら、ごみをごみにしない取り組みを続けていきたいと考えています。

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