4月の姫島

姫島の桜  

4月5日
今年は桜の開花が遅く、4月に入った今、八分咲きくらいでしょうか。


体育館の前から児童生徒棟を写したものです。
青空に木目の校舎、そこに桜が映えます。


まだまだこれから満開の桜が見られそうです。

全島赴任式

4月8日
始業式が行われるこの日、渡船で姫島に来られる先生方を港で児童生徒が待ってくれています。

子どもたちの姿が見えますか？


子どもたちだけでなく、保護者の方々も一緒にいてくださいます。
小雨が降る中、本当にありがたいです。
これも、姫島の伝統です。

学校で赴任式と始業式を済ませ、昼前に漁協前でおこなわれるのが「全島赴任式」です。


赴任してきた教員が挨拶をします。地域の方々も新しい先生を出迎えてくださいます。


先生一人ひとりに、歓迎の言葉と自作のメッセージカードが手渡されます。
さあ、新学期の始まりです。

15歳の春

4月9日
この日は、高校の入学式。
つい最近卒業したばかりの二人は、姫島を離れて高校に通います。
一便（午前7時 姫島発）で自宅から高校に向かう生徒たちを岐志港で待って、見送りました。

小学校の時に担任をしてくださっていた先生も駆けつけてくださいました。

第一志望校への合格を手にした二人。
真新しい高校の制服に身を包んでいる姿は誇らしい反面、姫島にいなくなるというさみしさもあります。
しかし、今日から高校生として広い世界に羽ばたいてほしいと思います。


二人なら、楽しい高校生活を作ることができると確信しています。

学級開き

4月9日
姫島分校、今年度は二人担任制を取り入れています。
生徒が二人、担任が二人という珍しい構成ですが、この日初めて授業を行いました。


初めての学級通信を使いながら、これからの一年間で大切にしていくことを確認しています。
今年の担任二人と、その様子を見守る昨年度の担任。
たくさんの先生に見守られながら毎日の学校生活を送っています。

野村望都尼について

この日は、総合的な学習の時間は姫島にゆかりのある、「野村望都尼」についての学習も行いました。
姫島での勤務が長い教員からの講義を聞いた後、それぞれで興味がある内容を整理しています。

5月11日（土曜日）には、姫島で行われる「望都尼祭」にでは献琴に加え、小学生と一緒に献歌を行います。

学力分析検査（テスト）

4月15日
志摩中学校（本校）でテストを受けました。
テストを受ける前に、交流学級で分校の二人が紹介されました。
それぞれ一言ずつ挨拶すると志摩中学校のみんなが、温かい拍手で応えてくれました。


これは、教室に入る前の緊張した二人の姿です。
テストも緊張しますが、大人数の前であいさつをすることはもっと緊張したと思います。

避難訓練と歓迎鎮山登山

4月19日
この日は、午前中に避難訓練と登山という二つの行事がありました。
避難訓練では、津波を想定して学校の裏にある旧小学校跡地に避難します。
かなりの坂を駆け上がりますが、児童生徒は平気な顔をしていました。


神妙な面持ちで小学校の校長先生の話を聞く、児童生徒は誰一人息が上がっていません。

避難訓練は上靴のまま外まで走っていくので、訓練後は上靴を洗い、いったん教室に戻ります。
その後、水筒やタオル等の準備をして、歓迎鎮山登山の開始です。
グループを2つに分けて、違うルートで歩きます。


先頭を歩く上級生は、下級生（このグループの最年少は小2の男児）を気遣い、声をかけながら歩を進めます。


やっと頂上にたどり着きました。天気は良かったのですが、黄砂の関係で視界は悪く、何も見えませんでした。

ある日の帰り道

4月23日
帰りの船に乗るために、渡船に向かっていると何やらいつもと違う風景。
話を聞くと「ブイの改修」ということで、定置網の位置を知らせるものをいったん引き上げて、貝等をはがして、色を塗りなおすのだそうです。


表面の古いペンキをはがしている様子


海の上ではどんな風に見えるのかわかりませんが、陸に上げると結構な大きさです。