「芥屋かぶ」の可能性に期待大~芥屋で賞味会開催~
印刷用ページを表示する 掲載日:2011年10月24日更新
芥屋かぶ菜賞味会で舌鼓
昔からその地域でごく当たり前に食されてきた「ふるさと野菜」。
「芥屋かぶ」もそのひとつで、ひとむかし前までは芥屋地区の食卓には必ず登場していました。
芥屋かぶは、きれいな赤紫色の皮が特徴で、温暖で無霜地帯である芥屋の風と土を以てしか育たない独特の野菜です。他の土地で栽培した場合、1年目は何とか収穫できても、2年目以降はうまくいかないとのこと。
また、芥屋の美しい海の水で揉むことで、絶妙な美味しさが引き出せるということです。
この芥屋かぶの存在を知ってもらい、美味しさを広める取り組みが、地元の住民グループ「芥屋かぶを楽しむ会」(代表・東紀子さん)により精力的に行われています。
10月21日に開かれた「芥屋かぶ菜賞味会」では、会員が作り持ち寄った芥屋かぶ料理25品が並び、試食会が行われました。
通常、間引きして捨てられる「はざ」が、一夜漬けのほか、白和え、ふりかけなど様々な料理に大変身し、工夫とアイデア次第でバリエーションが広がりそうで、まだまだ進化する可能性を秘めています。
また、郷土料理の掘り起こしで活躍中のふるさと料理人・藤清光さんによる講演と芥屋かぶ料理の実演が行われ、軽妙な語り口に会場は笑いに包まれました。
もしかしたら、忘れられ廃れていく運命にあったかもしれない「芥屋かぶ」は、地域住民らの情熱により、今に残り、新たなまちづくりの顔になりうる素材として注目を集めています。
参加した糸島市の洞農林水産部長は、九州大学と連携して芥屋かぶの栄養成分分析を実施することを約束。
糸島市としても活動をバックアップしていく予定です。
| 芥屋の海水で美味しく漬かった「一夜漬け」 | 里芋とあわせた「のたかぶ」 |
| ふるさと料理人・藤清光さんによる実演も | 芥屋かぶを楽しむ会・会長の東紀子さん |
※この活動は、平成23年度糸島市市民提案型まちづくり事業にも選ばれています。
