ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > Web市長室 > 明日から新年度です~22年度総括と23年度施政方針~

明日から新年度です~22年度総括と23年度施政方針~

印刷用ページを表示する 掲載日:2011年3月31日更新

 

3月1日から3月の糸島市議会定例会が始まり、25日に終了いたしました。

平成23年度に向けた、予算をはじめさまざまな議案にすべて可決をいただき、いよいよ明日から新年度がはじまります。

22年度は糸島市が実質的にスタートした年。皆様のご支援、ご協力により、スムーズに新市のまちづくりのスタートができたのではないかと思っています。

今回は、その議会で表明した平成22年度の総括と23年度の施政方針の要旨をご紹介します。

少し長くなりますが、ご容赦ください。

これからも皆様とともに、本市の将来像である「人も元気まちも元気 新鮮都市いとしま」の実現に向けて、全力で頑張ってまいりますので、何卒、ご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

 ◎22年度の総括…22年度は施政方針の基本テーマに「 夢をかたちに -新市“糸島市”の基礎づくり- 」を掲げ、これを受け、以下の2つの基本方針を立てて新市のまちづくりのスタートを切った。

基本方針 1…「均衡ある発展をめざしての成長戦略づくり」

●長期総合計画、国土利用計画、行政改革大綱、また、各分野別の計画の策定を進めてきた。

◆各種計画の策定には、学識経験者や市民代表等からなる審議会、また、パブリックコメントの実施、そして、市議会の各常任委員会、調査特別委員会など、多くの皆様からのご意見を受け、計画案を策定した。

◆その結果、当初の念願どおり、糸島市全体の魅力・総合力を高め、“均衡ある発展”につながる計画が出来上がったと思っている。

・市の最上位計画である長期総合計画は、昨年12月の議会定例会で、基本構想案を可決いただいた。

・今後の土地利用の方針を示す国土利用計画案は、この3月議会定例会に上程している。

・その他の計画は、順次、機関決定を行っている。

◆これらの計画が「絵に描いた餅」にならないように確実に実行に移す。

●基本方針 2…「“人も元気 まちも元気 新鮮都市いとしま”を目指した まちづくりのスタート」を掲げ、新市基本計画に重点プロジェクトとして位置づけ、以下のプロジェクトをはじめ、7つの重点施策に取り組んだ。

・子育て支援プロジェクト

・校区まちづくりプロジェクト

・九州大学を生かした地域づくりプロジェクト

◆これらは、私が市長選挙において掲げていた市長マニフェストとも関連しており、達成した項目も出てきている。いくつかの取り組みを紹介すると、

・乳幼児医療費の就学前、6歳までの無料化

・障がい者雇用コーディネーターの配置による支援

・小中学校の計画的なリニューアル

・新型インフルエンザ対策行動計画の策定

・市民の手による「まちづくり基本条例」づくり

・全校区における共創プランづくり

・市民提案型まちづくり事業の導入

・九州大学連携研究助成事業の導入

◆その他、市長マニフェスト実現化プランに基づき、約70の取り組みを進めており、これらの取り組みは、23年度も重点施策として取り組んでいく。

◎平成23年度の施政方針…平成22年度の総括のとおり、長期総合計画をはじめ、“均衡ある発展”をめざした成長戦略も出来上がり、課題もはっきりしてきた中、平成23年度は糸島市のまちづくりの本格スタートの年になる。

●23年度の施政方針の基本テーマに、「“いとしま元気づくり”本格始動 -超少子高齢社会への挑戦- 」を掲げ、今後のまちづくりにおいて最も大きな課題である少子高齢化問題に真正面から向き合い、“先手、先手”の対策を講じていきたい。

◆現在、本市の高齢化率は約22%、今後10年間で約30%までに達する。

◆このことにより、年齢別の人口構成は逆ピラミッドの形となり、今後のまちづくりにいろいろな影響を与えることが予想され、たとえば以下のことが考えられる。

・医療費や介護費などの社会保障費の増大

・労働力の減少による産業の衰退、担い手不足、税収の減少

・地域コミュニティ活動の困難化

・買い物困難者、移動困難者、要援護者の増大

・伝統芸能、地域文化の衰退

◆これらの問題に対し、今、何がやれるのかを考え、一つ一つ実行に移していきたい。それが、本市の将来像である「人も元気 まちも元気 新鮮都市いとしま」の実現につながる。

・基本テーマ「“いとしま元気づくり”本格始動 -超少子高齢社会への挑戦- 」を受けて、7つの基本方針を掲げている。

●基本方針 1…「重点プロジェクトの確実な実行」

◆重点プロジェクトは、合併協議会で策定された新市基本計画、そして、今回、策定した長期総合計画にも位置づけられている3項目である。

・子育て支援プロジェクト

・校区まちづくり推進プロジェクト

・九州大学を生かした地域づくりプロジェクト

◆「子育て支援プロジェクト」では、今までの取り組みに加え、以下の項目などを行う。

・特別支援学校通学送迎事業(新規)

・障害児等療育事業、姫島託児事業補助(拡充)

・長糸放課後児童クラブ整備事業、また、前原東中学校の大規模改造など小中学校施設の計画的な改修(ハード事業)

◆「校区まちづくり推進プロジェクト」では、常に市民との協働を念頭に置いた施策形成に努め、以下の項目などに取り組む。

・すべての校区において、共創プランに基づく事業の着手

・校区支援班員の増員配置

・「協働のまちづくりアクションプラン」の確実な執行

・ボランティア登録制度の活用によるボランティア人口の拡大

・小学校区における「自主運行バス導入」モデル事業

◆「九州大学を生かした地域づくりプロジェクト」では、以下の項目などに取り組む。

・22年度より導入した九州大学連携研究助成事業、九州大学連携交流事業補助制度の拡充

・本市と九州大学を結ぶ新たなバス路線の開設

・市内の空き家や既存アパート等を活用した新たな居住の可能性の検討を含め、九州大学の学生、教職員等の定住化促進

・九州大学の教職員等による講座やバスハイク等の充実

●基本方針 2…「健康づくり元年」を掲げ、少子高齢化が急速に進む中、市民の皆様が健康で元気に毎日の生活を送ってもらい、今後の財政運営に重くのしかかるであろう医療費、介護費等を少しでも抑制するため、23年度より重点的に健康づくりに取り組んでいく。

◆「健康いとしま21」計画の策定と合わせ、以下の項目など総合的に取り組む。

・疾病予防対策の健康指導

・特定健診等の受診率向上対策

・ニュースポーツ、ウォーキングなどの高齢者にも取り組みやすい運動の普及

・元気高齢者表彰事業などの生きがい対策

・校区、行政区など地域コミュニティを生かした健康づくり事業の推進

・健康づくりの啓発、情報発信

・健康づくりに係るボランティア育成事業

・疾病予防対策では、今まで行っていた、閉じこもり予防対策、転倒予防対策、メタボリック・シンドローム対策に、脳血管疾患予防対策を加え、現状に合った、より効果が見込める取り組み

●基本方針 3…「いとしまブランドづくり」を掲げ、ただの商品ブランドだけではなく、糸島地域そのもののイメージを高め、ブランド化を目指したい。つまり、“いとしま”自体を売っていく。

◆例えば、湯の里「湯布院」、杜(もり)の都「仙台」、北の大地「北海道」など、その地域名を聞いただけで良いイメージが湧くが、そのように以下の気持ちを持たせる地域ブランドを創り上げたい。

・その地域に住みたい、訪れたい

・その地域でとれたものを買いたい、使いたい

・その地域に会社を置きたい、工房を持ちたい

◆このことにより、定住化促進、観光振興、企業誘致、商工業振興などを有利に進め、激しさを増す地域間競争に打ち勝っていきたい。

・当面は、担当セクションを設置し、現状分析、マーケティング調査を行うとともに、現在、糸島を舞台に活躍されている人たちのご意見を聴き、「いとしまブランドづくり」の戦術を立てるところから始めたい。

・また、「いとしまブランド」は、糸島に興味を持った人たちによって、自然と作られていくということに十分注意し、おしつけにならない情報発信等を行う必要がある。

・また、「いとしまブランド」の創出に関連して、志摩第二庁舎を活用し、芸術文化活動者及びコミュニティビジネスの起業家を支援する施設「いとしま応援プラザ」を開設したく、設置条例を3月議会定例会に上程する。

●基本方針 4…「いとしま環境都市づくり」を掲げ、22年度に策定した糸島市環境基本計画を受け、23年度に環境都市宣言を行い、“エコタウン糸島”を間目指す。

◆環境都市宣言を記念して、環境をテーマにした講演会、環境ボランティアの意見発表会、環境パネル展、エコ商品・エコ住宅の紹介などを行う「環境フェスティバル」を開催する。その他の主な取り組みとして、以下の項目などを行う。

・不法投棄防止、地域の環境美化などを行う環境保全特別対策事業

・森林保全の関係で、荒廃森林再生事業、美しい森林づくり基盤整備事業、森林病害虫防除事業など

・バイオマス活用の基本的な計画を示すバイオマス活用推進計画の策定

・ごみ焼却施設長寿命化計画の策定

◆また、水素エネルギー製品研究試験センターの支援も積極的に行い、関連企業、研究所の集積を目指すとともに、水素エネルギーなどの新エネルギーの活用による自然環境に負荷の少ない“エコタウン糸島”をアピールしていきたい。

●基本方針 5…「いとしま産業元気づくり」を掲げ、まちの元気の源である産業の振興に力を入れていきたい。

◆基幹産業である農業の振興

・国・県の補助事業に加え、市独自の補助事業として、糸島農業活性化事業を新たに設け、国県補助事業の対象外となる小規模な施設整備や農業機械の導入の助成、加工品等の研究開発の支援を行う。

・排水機場の整備、井堰改良などの農業用施設の整備、ほ場整備、有害鳥獣被害防止対策事業の拡充、地産地消応援団マップ作成事業などを行う。

◆水産業の振興

・魚礁()設置事業、漁港整備、防波堤整備などの基盤整備とともに、稚魚、稚貝の放流による“つくり育てる漁業”の振興を図る。

◆商工業の振興

・商工業振興計画の策定を進める

・“なんでも糸島プロジェクト”として、商工会ホームページ構築補助、新商品の開発や店舗改修などを支援する「がんばる中小企業者応援補助」などを行う

・観光の振興…緊急雇用創出事業補助金を活用して、サイン整備基本計画策定事業、観光プロモーションPrツール作成事業、外国人観光客接客研修事業などを行なう

◆新たな雇用をめざして、企業・研究所の誘致も引き続き、力を入れていく。

●基本方針 6…「いとしま安全・安心のまちづくり」を掲げ、22年度に引き続き、以下の項目などを行う。

・各校区の協力を得て行う自主防災組織の育成事業(ソフト事業)

・地域見守りネットワーク・災害時要援護者支援ネットワークの整備(ソフト事業)

・消防署、消防団配備の消防ポンプ自動車の購入、防火水槽の整備(ハード事業)

・浸水防除対策として、雨水管渠整備(ハード事業)

・交通安全対策として、前原駅南停車場線、福永武線の整備、県事業である下新開()線整備事業への負担(ハード事業)

◆橋梁長寿命化修繕計画の策定も23年度より2年間で行う。

◆避難所機能を持った施設として、瑞梅寺川東側に運動広場を併設した波多江校区公民館の整備事業に着手する。

●基本方針 7…「地域主権に向けた行財政改革の推進」を掲げ、22年度に策定した第1次行政改革大綱、行財政健全化計画、行政評価制度要領に基づき、“市民満足度の向上”を常に意識し、Pdcaマネージメント・サイクルの徹底を基本に、各種の行財政改革の取り組みを進める。主な取り組みは、

・市民主導による「まちづくり基本条例」の素案づくり

・市民モニター制度の導入

・休日開庁の試行及び本格導入の検討

・コンビニエンス・ストアー収納の導入

・税・料の収納率向上対策

・市民課・上下水道部の窓口業務委託

・人材育成のための職員研修の充実

・人事評価制度の試行

・校区公民館のあり方検討

・枠配分予算、外部評価制度の導入に向けた準備

◎平成23年度の教育方針(教育長説明)…「平成23年度の施政方針」に伴い、糸島市教育委員会は平成23年度の教育方針として、「人と自然と文化を生かした協働のまちづくり」の基本理念を受け、「教育・文化先進都市 いとしま 」の創造に向けて以下、4点を基本施策とし、この実現に向けて教育行政を総合的に推進する。

◆「生きる力」を育む学校づくり

◆生涯学習推進のための環境づくり

◆人権尊重のまちづくり

◆文化・芸術のまちづくり

●「百匹の魚を与えるよりも、一匹の魚の釣り方を教えよ」という言葉がある。これは、子どもに知識やものだけを与えるだけでなく、基礎的な知識を身につけさせた上で、じっくりと考え行動する方法(生きる力)を学びとらせることが将来のためになるということだ。

◆平成21年度から移行措置として一部実施されていた新学習指導要領が、本年4月から、小学校において完全実施される。

◆今回の改訂では、子どもたちの「生きる力」を育むため、授業時数を増加すると共に、言語活動や理数教育、外国語教育、道徳教育などが充実されている。

◆このような改訂に伴い、波多江小学校では、平成23年度から2学期制を導入することとなった。教育委員会とても2学期制が成功するように最大限の支援を行う。

◆さらに「教育・文化先進都市 いとしま 」の実現に向け、「確かな学力」(=智育)と「豊かな心」(=徳育)そして、「健やかな体」(=体育)のバランスのとれた教育を推進する。

●「生きる力」を育む学校づくり

◆学校教育では、「確かな学力」の育成に向けて、小・中学校のスム-ズな接続と指導方法等の連携強化を図る小・中連携教育を進める。

・中学校教師の小学生での授業や、小・中学校の教師合同の研修会を実施するなどで、9年間の義務教育を通して、系統的な学び方や家庭学習の習慣化、さらには中一ギャップと言われる不登校対策等を行う。

・平成22年度11月に九州大学教育学部と糸島市教育委員会との間で覚書を締結したことをもとに、九州大学の学生による市内全ての小・中学生を対象とした夏休み質問教室「伊都塾」や九州大学との共同研究等を実施する。

・平成23年度から、小学校で使用する教科書の改訂が行われることを受けて、教師用指導書や教材の充実を図る。

●「豊かな心」の育成

◆各学校に配置している道徳教育推進教員を中核とした教育活動の充実を図る。

◆不登校対応指導者研修を実施し、不登校の予防と改善に向けて取り組む。

●「健やかな体」の育成

◆学校給食が食育の生きた教材であるという観点から

・米飯給食の週4日実施が22校中5校であったものを、平成23年度から18校で実施し、平成25年度までにすべての学校で週4回に増加する。将来的には、週5回完全米飯給食の実施も検討していく。

・給食食器をアルマイトから強化磁器に順次統一していく。

・さらに、食育の基盤は家庭教育にあることを保護者に認識してもらい、「早寝・早起き・朝ごはん」の取り組みを、学校と家庭さらに地域が連携しながら推進していく。

◆中学校では、運動部や文化部の部活動の充実や学校生活の充実、青少年の健全育成に努めるとともに、地域との連携を促進することを目的に、引き続き部活動外部指導者の積極的活用を行う。

◆特別支援教育の充実については、各学校の実態に応じた配置を行うと共に支援員研修会を実施する。

◆学校施設の整備については、

・平成22年度に引き続き、前原東中学校大規模改修事業や長糸小学校屋内運動場大規模改修事業を行い、一貴山小学校プール改修事業に伴う設計業務を平成23年度から着手する。

・小規模改修事業も、安全性の確保や施設の耐久性に影響があるもの等を考慮し、改修事業を行う。

●生涯学習推進のための環境づくり

◆市民の学習活動推進について以下の項目に取り組む。

・「生涯学習情報誌」の内容の充実と利用促進

・高齢者学級や健康教室など各種講座の開設

・水墨画やダンスなどのサークル活動の支援、校区体育祭・文化祭などの地域コミュニティ事業の推進

・校区づくり活動の支援と、その拠点となる公民館施設の整備を進める

◆青少年の健全育成

・地域ぐるみで見守る子ども会育成組織等の体制整備や指導者の養成など、その環境づくりを進める

・基金を創設し青少年の文化・スポーツの振興と奨励を図る。

◆市民の健康づくり

・生涯にわたってスポーツに親しめる生涯スポーツの振興を進める。

◆図書館事業

・二丈庁舎や志摩庁舎のスペースを活用した図書館サービスを、本年10月から開始する。

・さらに、二丈及び志摩庁舎に設置する図書館の開館後、両館の利用状況等を見ながら、糸島市として最終的にどこまでの図書館サービスを行っていくか等を定める「図書館基本構想検討委員会(仮称)」を立ち上げる。

●人権尊重のまちづくり

◆以下のとおり、人権・同和教育を推進する中で、「人権尊重のまち、糸島市」の実現を目指す。

・基本的人権を尊重し、同和問題をはじめとする様々な人権問題の正しい認識を高める。特に、学校教育現場の中では、インターネットや携帯電話による新たな人権問題への対応を図る。

・公民館などを中心とした地域社会の中で、人権思想の普及・高揚と豊かな人権感覚の育成を図る。

●文化・芸術のまちづくり…本市の「古代ロマンを秘めた歴史・文化」という強みを生かし、伊都国歴史博物館をはじめとする文化施設に人々が集い、また、発掘調査や史跡整備を通じて歴史遺産の重要さ感じられる歴史と文化が薫るまちづくりを推進する。

◆文化施設の整備・充実・活用

・伊都国歴史博物館、志摩歴史資料館において、糸島の歴史を紹介する特別展、企画展、歴史講座に加えて九州大学の移動博物館事業を誘致し、展示内容に多様性を持たせ、新規の来館者の獲得を目指す。

・合併により増加した出土品、古文書、美術品等の収蔵品台帳を完成させ、文化財、美術品の公開展示の効率化に努める。

・史跡の整備・活用

・今年度、市内文化財整備基本計画を策定し、現在公有化を進めている曽根遺跡群、新町支石墓群を含めた市内文化財の整備活用の基本方針を定める。

◆文化財の保護活用

・市内遺跡発掘調査でも国の史跡指定を受けるための伊都国の王都確定に向けた三雲井原遺跡発掘調査に重点を置く。

・九州大学と連携し、科学的手法である地中レーダー調査によって遺構検出の効率化を図る。

◆文化芸術の振興

・文化芸術関係団体への支援を充実させ、コンサートや展覧会を開催し、芸術にふれる機会をつくる。

 

どうそ、よろしくお願いいたします。

 (平成23年3月31日)