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復興支援報告No.2 自治体職員として、今わたしたちにできること

印刷用ページを表示する 掲載日:2011年6月19日更新

派遣職員が感じた「被災地の現状と今後の備え」

●福岡県合同被災地派遣 宮城県東松島市●

【派遣職員】

第1陣 林 久美子  係長     平成23年4月27日~5月5日

第3陣 古川 毅   主査         平成23年5月9日~5月17日

第5陣 高須賀 健  主査     平成23年5月21日~5月29日

第7陣 波多江 裕史 主査     平成23年6月2日~6月10日

【被災地での支援業務】

遺留品洗浄業務、災害用窓口業務(各種受付・相談業務)、通常業務補助

●自治労を通じたボランティア派遣 宮城県気仙沼市●

【派遣職員】

波多江 智英 ・ 藤森 弘敏 ・ 松山 義人 ・ 浜地 克 ・ 松崎 一弥 

平成23年4月30日~5月8日

【被災地での支援業務】

気仙沼市内の避難所運営支援

派遣職員
第1・3陣派遣職員(前列)とボランティア派遣職員(後列)

市役所内申請事務

市役所内の様子

窓口業務を支援

拾得物仕分け

集まった拾得物

拾得物を洗い、乾燥させ、仕分けする

集まった拾得物 持ち主が亡くなっているケースも

拾得物

物資

拾得物の中には、思い出の写真や子どもが描いた絵がたくさん

救援物資倉庫 

支援をとおして感じたこと

・現地に出向くことで、自然災害の脅威を肌で感じた。今までの地震対策や津波対策の根底を揺るがすものであり、各自治体はそれぞれの状況に応じて、再度防災計画を練り直す必要がある。

・被災者の方々は、途方に暮れたどん底の状況でありながら、復興に向けて明るく振る舞う人が多く、派遣された私どもが勇気をもらい救われた。

・市役所は、唯一の相談窓口として市民との信頼関係が構築されており、地方自治の本来あるべき姿だと感じた。

・職員も被災者でありながら、不平不満を言わず、住民、ボランティアや派遣職員に対して真摯に対応していただいた。本当に頭がさがる思い。

・糸島市においても、常日頃から住民と向き合い、周囲との連携を深めていく事が最も大切な事だと感じた。

・大災害時に対する心構えや今後の課題を各部署ごとに洗い出し、実行できる体制を整えていく必要性を改めて感じた。

・「百聞は一見に如かず」。もし、可能であれば多くの職員が、派遣ではなく、視察ででも、現場に入ることを勧める。糸島市が直面している問題は、原発事故への対応。福島原発で被害を受けている自治体から学ぶことはとても多いはず。

・被災地は、継続した支援を求めている。積極的に被災地に職員を派遣し、勉強することで、職員の人材教育の側面からも、今後の糸島市の発展に寄与するものと考える。

糸島市が備えるべきこととは

市の施設等

(1)対策本部となる市役所庁舎・消防施設は頑丈で堅固なところに置く。

(2)避難所や、遺体安置所などの施設は、対策本部と同じところにしない。

(3)公用車や消防自動車や消防団用の車両がたくさん流失しているため、再度、地震、増水等の災害に対応できるか検討する。

(4)車両に閉じ込められて水死や窒息死しないように緊急脱出用のハンマーは常時携帯する。

(5)女川町は、消防署や役場がともに流失した。必要となるデータは信頼できるサーバーにいかに分散させるか重要。

(6)地震直後はすぐに停電になることが多く、パソコン等電子機器の電源確保が重要。また、非常用発電機の供給は地震直後では品薄なので、事前に用途に応じた発電機を確保することが望ましい。

地域との関係等

(1)平常時から弱者の情報収集、情報管理を行っておく。

(2)自分で避難できる人は、災害時は支援者になるので、地域での連携を深めておく。

(3)ボランティアの力を十分に活用できるよう、調整スタッフを確保しておく。

(4)ボランティアや派遣職員の活動拠点、宿泊場所を周辺に確保することで、長く継続的な支援を受け入れられる。

(5)自衛隊や消防などはグランド等を利用するが、重機のストックヤードなど広大な面積を必要とするので、その場所はあらかじめ検討しておく。

(6)ライフライン復旧で各地から電気・ガスなどの業者が一斉に集まるので、電柱などの資材置き場の確保が必要となる。

(7)被災直後は窃盗等が発生するため、警察との連携をとるなど治安についても考える必要がある。

(8)避難所に指定されている施設は、プライバシーの確保や衛生面の管理など、避難所運営がうまくいったところの情報を入手し、糸島の実情にあった運営を検討する。


糸島市では、今後も継続して福岡県との合同派遣を実施します。