人命救助協力者表彰を行いました

人命救助に功労があった3名の方に感謝状を贈呈しました

令和5年6月10日に糸島市志摩東貝塚で発生したロードバイクでツーリング中に男性が心肺停止となった救急事案において、胸骨圧迫、119番通報、二次災害の防止及び救急車の誘導により、連携した人命救助活動を行った江口礼二氏、宮野謙一氏、赤嶺一夫氏に対し、令和5年9月22日に糸島市消防本部消防長より感謝状を贈呈しました。

事案当日、江口氏はロードバイクでツーリング中に前方を走っていた男性が突然倒れたため、すぐさま男性の元に駆け付け、意識が無いことを確認し、さらに、胸に耳を当てて心臓の音を確認しましたが聞こえなかったため、胸骨圧迫を開始されました。
宮野氏は迅速な119番通報後、江口氏と交代で胸骨圧迫を行いました。2名が交代で胸骨圧迫を行ったことで疲労が軽減され、より効果的な胸骨圧迫を実施することが可能となりました。
また、赤嶺氏は、男性が倒れた場所が交通量の多い道路上であったため、胸骨圧迫中の2名の安全を確保しつつ、救急車の誘導を行うなど、迅速な医療機関への搬送に貢献されました。

3名が連携して、迅速かつ適切な人命救助活動を行ったことで、心肺停止となった男性は、救急車内で心拍と呼吸が再開し、医療機関を退院後、後遺症もなく社会復帰されています。

今回の事案は、江口氏に救急救命講習を受講された経験があり、心肺停止の早期認識と119番通報、胸骨圧迫の実施、救急隊への引き継ぎと医療機関で行われる集中治療までがスムーズに行われ、男性の社会復帰へとつながった「救命の連鎖」の模範的事例となりました。

消防本部では各種救急救命講習を実施しています。消防本部ホームページ若しくは消防本部救急課までお問い合わせください。