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九州大学で糸島市消防本部職員が講師として協力
更新日:2013年7月30日
糸島市消防本部職員が九州大学で講義を実施しました
平成23年3月11日の東日本大震災によって、地域防災の意義が改めて問い直されています。
糸島市に隣接する九州大学伊都キャンパスには、1、2年生だけでも5,000人を超える学生が学んでいます。
そこで、糸島市消防本部では、地域防災の人材育成講座の開講を九州大学アジア防災研究センター長の塚原健一教授(国土計画・防災)加知範康助教に働きかけ、平成25年度から糸島市消防本部と九州大学が連携した全学教育(教養教育科目)少人数セミナーの開講が実現しました。
「地域を守る災害と防災の基礎知識」と題するセミナーは、前期15コマ(1コマ90分)で、このうち普通救命講習、消火訓練、救助訓練の実技を含む12コマ(学生発表のオブザーバー2コマを含む)を消防本部職員が担当しました。
受講学生は例年30名程度で、所属学部は教育、経済、歯、工学、芸術工学、農学部と様々です。
防災に対して何らかの意識があってこのセミナーを選択した学生も、これまでの講義や消防本部における訓練等から「防災とは?」と真剣に考え始めています。特に、「自助」「共助」というキーワードに反応が大きいようでした。
これから糸島市の防災に、頼もしい担い手が誕生していきそうです。
- オリエンテーション 講師:加知助教、消防本部職員
- 世界の災害状況 講師:加知助教
- 基礎講話及び防災講話 講師:消防本部職員
- 普通救命講習(実技) 講師:消防本部職員
- 地球温暖化と災害の状況 講師:加知助教
- 消火訓練(実技) 講師:消防本部職員
- 福岡県総合防災訓練見学 講師:加知助教、消防本部職員
- 救助訓練(実技) 講師:消防本部職員
- 発表1、2 講師:加知助教、消防本部職員
オリエンテーション
消防本部職員による講義・実技訓練の概要説明
普通救命講習
「心肺蘇生法」の講義を受講
訓練人形を使い「心肺蘇生法」の実技を実施
福岡県総合防災訓練見学
警察、消防、自衛隊等の災害救助を間近で見学
災害時に使うロープの結びを体験
自衛隊による炊き出しのカレーを試食
消火訓練
ホースの延長を体験
放水による水圧の強さを体感
小型消防ポンプを使い送水を実施
消防庁舎内を見学
梯子自動車に試乗
受講生全員と消防本部職員・梯子自動車の前で集合写真
救助訓練
救助隊による救助訓練を見学
人力、簡易担架を作成して搬送訓練
てこの原理により重量物を持ち上げる
ノコギリ・チェンソーにより木材を切断
倒壊建物からの人命救助を想定して学生のみでの救出
学生による発表
「地域の安全を守るために必要なこと、将来自分がやるべきこと」をテーマに発表
消防長から修了証の交付