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「惠翔会展」インタビュー

更新日:2019年6月21日

和と洋を織り交ぜた、穏やかな書道展

今回は6月19日(水曜日)から6月23日(日曜日)まで開催されている「惠翔会展」をインタビューさせていただきました。

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「惠翔会」は、前原公民館で活動中の「楽書会」、南風公民館で活動中の「渓風会」の総称です。
どちらの会も「書」を学ぶサークルで、25名の会員をまとめているのは、講師の杉 惠翔先生。今回で2回目の展示会で、約3年間の間に書き溜めた作品の中から、それぞれがお気に入りとして選んだ約70点の作品が飾られています。
  
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書で用いる文字は、大きく分けて漢字と仮名の2種類ありますが、もともと、仮名が漢字から生まれた経緯もあり、成り立ちなども考えながら2つ同時に学ぶことで、文字の作りへの理解がより深まるとのこと。
授業ではテーマを決め、先生のお手本に沿って書いていきます。学校の授業で書道をするときに一般的な「楷書」は、とめ、はね、はらいなど、筆を使って正しく書くこと。「行書」は流れ、「草書」は字のくずし方を重視して、個人指導やアドバイスが行われています。

また、大事なのは書の上手さだけではありません。紙、飾るための屏風や折帖、掛け軸なども美しく見せる重要な要素です。折帖は、綴じられていない本のような作りの冊子で、めくりながら鑑賞することができます。また、仮名の作品は、ピンクや薄い紫など、ほんのりと色がついた紙を用いることで和風な雰囲気を演出しているものもあり、文字のやわらかい形から生まれる温かみが強調されています。

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メンバーは書道の経験がある人から学校の授業で習っただけという人まで様々ですが、多くは60代以上の方で、仕事を終えた後の趣味の一環として続けています。書くことが楽しいのはもちろん、文字を書いているときは無心に集中することができ、そんな時間を大切にしたいという理由もあるようです。

そして、先生のポリシーとして「和だけでなく、洋にも合う書を書く」ということがあります。
現在、和室を伴った日本式の建物が減り、洋風の家が多くなっている中で、畳の部屋に筆で描かれた掛け軸を飾る習慣も薄れています。そんな中でも「書」の魅力を伝えていくべく、洋風の内装にも似合うデザインを考えています。絵画を入れるような額縁や、コンパクトな掛け軸など、場所を選ばず飾ることができる作品が並んでいます。
 
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杉先生による作品も飾られています。
「令和」になった春をテーマに作った自作の俳句を、自作の書で表現しています。
中央の白い空間と、あえてずらした背景の枠など、デザインに鋭いセンスが感じられる作品です。

パソコンの普及で、年賀状や暑中見舞いなどあらゆる場面で印刷したものが使われ、手書きでの手紙が珍しくなってきたこの時代に、こうして心を込めて文字を書く機会というのは貴重なもの。11月頃の授業では年賀状を書くレッスンがあり、心のこもった書を書き、それを実生活に用いる機会を大事にしています。

古き良き習慣を伝えながら、新しい時代にあわせて進化する「書」の広いキャパシティを感じられる「惠翔会展」は6月23日(日曜日)まで。ぜひ伊都郷土美術館にお越しください!
 
次回のインタビューは8月上旬頃に更新予定です。
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お問い合わせ

教育部 文化課
窓口の場所:新館6階
代表番号:092-323-1111
直通番号:092-332-2093
ファクス番号:092-321-0920

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