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「第53回 館秀夫個展」インタビュー

更新日:2019年6月17日

進化を続ける”魅せる”技術

今回は6月11日(火曜日)から6月16日(日曜日)まで開催されている「第53回館秀夫絵画個展」をインタビューさせていただきました。 前回のインタビューはこちら
館秀夫絵画教室を主催する館秀夫さんによる作品展で、今回は約100点もの作品を飾っています。2~3日に1枚完成させるという驚異のペースで作られているため、新しい力作が揃い、前回の展示会に訪れた方も満足できるものととなっています。
 
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銀箔や金箔を用いた重厚な油彩画や、透明感のある静物や情景を描いた水彩画などが揃っており、個展のたびに新しい描き方を試した作品も公開され、どれも高い完成度を誇ります。
今回は、下塗りの段階でデコボコさせるジェルを用いて独特の質感を出したり、金箔をあえて上から汚し、銅のような表現をする技法などを生み出していました。
 
館さんは、飾る側は絵を一番良い状態で魅せることができるよう工夫し、見る側も鑑賞に必要な知識を備えることが必要であるといいます。実際にインタビューでは、「見せる側」としての技術も教えていただきました。飾る絵の高さは観客の目線に合わせ、絵の重みで前のめりにならないよう、吊り紐を固定。絵そのものだけでなく、全体を使って美の世界を味わってもらうために、気を遣っています。 
 
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こちらの額縁は、「本縁」という、一本の木から彫り上げたものを用いています。カットしたものを繋ぎ合わせて作る一般的なフレームと違い、継ぎ目がなく美しいのが特徴で、金箔に彩られた絵の豪華さをまた際立たせています。

また、見る側は疑問に思った部分を質問したり、解説を見てどういったジャンルなのか学んだりすることで、自分の琴線に触れる品を見つけて芸術への関心を深めることができるといいます。
 
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飾られている絵には風景画や心象画などがあります。建物が建ったりするなどして今は見られなくなっている思い出の景色も、絵として残すことでそのときの感動と一緒に残すことができます。

100号に及ぶ大きなサイズの絵画もあり、見応えある展示です。号は絵のサイズを表し、0から数字が増えていくにしたがってサイズも大きくなります。上の写真の絵画は、現実にはない光景を、実在のものをモチーフにしながら描いた心象画で、大小さまざまな歪んだ時計を描いたダリのような「超現実主義」(シュールリアリズム)の系譜を引いています。

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他にも、1枚の絵に様々な「青」を用いた水彩画や、筆を細かく点々と打っていく点描など、見る側を飽きさせない展示となっています。

細部まで気を遣って再現された美の空間は、圧倒的な重厚感と、芸術に触れる趣を感じられます。
プロとしてのこだわりを発揮した素晴らしい作品の数々を楽しめる「第53回 館秀夫絵画個展」は6月16日(日曜日)まで。 ぜひ伊都郷土美術館までお越しください。
 
次回のインタビューは6月21日頃に更新予定です。
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お問い合わせ

教育部 文化課
窓口の場所:新館6階
代表番号:092-323-1111
直通番号:092-332-2093
ファクス番号:092-321-0920

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