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「三人展」インタビュー

更新日:2019年5月14日

深みのある写真と繊細な水彩画の調和

今回は4月22日(火曜日)から4月28日(日曜日)まで行われている「三人展」をインタビューさせていただきました。

稲尾博さん、中原英一さん、是永保弘さんによる、絵と写真のコラボを鑑賞できる作品展です。
3人は同じ職場のOBで、30年以上前から共に趣味を共に楽しんでいます。

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2年に一度、趣味で作り続けている作品を展示し、中原さんと是永さんは写真、稲尾さんは水彩画と絵手紙をそれぞれ発表しています。入った瞬間に目に入る、壁一面に飾られた大きな写真はどれも色濃く鮮やかで、吸い込まれそうな美しい情景です。

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写真を撮るときに着目するのは、その風景の一瞬です。
たとえば、上の画像での左の写真は、飛行機の中から空を撮ったもの。あれだけ高速で飛行する飛行機の中で、美しいと感じた瞬間の空を映せる時間は限られています。
時間や撮る角度、気候など様々な要素が絡み合って一つの風景となり、そんな一瞬を映し出した写真は、別世界にいるかのような神秘的な雰囲気があります。

そして、お二人が最近重視し始めたのは、「画面に人を入れること」だといいます。壮大な風景写真とはまた異なり、和やかで明るさを感じられる空気にもなり、人の表情という移ろいやすいものをカメラにおさめることに面白さがあるとのこと。
 
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稲尾さんによる水彩画と絵手紙のコーナーも設けられています。
約100点にも及ぶ絵手紙がきれいに並べられたさまは圧巻で、すべて自分で考えられたという一言の文章も、少し心を軽くしてくれるような温かみがあります。 
絵手紙を始めたきっかけは、病気の母親を元気づけてあげたい、という思いだとのこと。毎週、一度たりとも欠かさず、近況報告もかねて手紙を描き続けられたといいます。他にも、旅先で出会った方との絵手紙の記録など、心のこもった作品は全て、特設コーナーの自作冊子にまとめられています。

手紙といった手書きの文章がなくても言葉を通じ合えるこの時代だからこそ、思いを筆に乗せて描かれた作品は、きっと心に残る物になると感じられました。
   
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水彩画の方も同じく独学で、各地の美しい風景を描いています。

中でも漁港を描いた作品は、西武水彩画展という九州各地から集まる公募展で受賞しています。
こうした絵画は、まず写真を撮ってからそれを見ながら写す形をとっているそうですが、稲尾さんは自分で撮った写真のみ、絵として描き上げます。ただ上手に描くというだけでなく、その絵からなにかしらのテーマ、作者の感じた気持ちを伝えられるように描くことに重きを置いています。

今回の主催である3人は、みな、先生に教わったり教室に通ったりした経験はないとのこと。
たとえ時間がかかったり、回り道になったりしようとも、自分たちのこだわりを活かし、自由に学びながら好きなものを描き続けることを、なにより大事にしています。
30年以上という長い時間に渡って続けられ、その中で培われた技術といろいろな出会いを詰め込んだ作品は、見る人にも芸術への関心を起こさせてくれます。

濃く鮮やかな写真と、繊細な水彩画のコラボから生まれる空間を楽しめる「3人展」は4月28日(日曜日)まで。ぜひ、伊都郷土美術館にお越しください。
 
次回のインタビューは5月中旬頃の予定です。

お問い合わせ

教育部 文化課
窓口の場所:新館6階
代表番号:092-323-1111
直通番号:092-332-2093
ファクス番号:092-321-0920

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