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「スタジオクラ 子ども絵画教室作品展」インタビュー

更新日:2018年6月22日

素直な感性が光る「スタジオクラ 子ども絵画造形作品展」

今回は、6月19日(火曜日)~6月24日(日曜日)まで行われている「スタジオクラ 子ども絵画造形作品展」でインタビューさせていただきました。

「スタジオクラ」は糸島・天神・久留米など、九州各地で開講中の絵画教室です。子供部門と大人部門があり、今回は子ども部門の「子ども造形教室」の作品が展示されています。
教室で月に2~4回の指導を行っている会社で、今回の展覧会では各生徒が選んだ一押しの作品を出品してもらっています。一人1~3点ほどで、展示室を床から壁まで埋め尽くすほどの豊富な作品が見どころの一つです。
  
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授業には「立体」もしくは「平面」のカリキュラムがあり、さらにテーマがいくつも設けられています。「想像上の生き物を描こう」「影絵であそぼう!」など子供が楽しめるものが設定されています。

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「立体」カリキュラムの「段ボールで動物を作ろう」というテーマでの作品です。
分厚くて形がガッシリしている段ボールで、ライオンのタテガミやヒゲなど細かな部分が再現されています。

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こちらは、低い年齢層には平面で内装を、さらに上の子どもたちには板の壁を与えて立体の家をデザインさせた作品。平面カリキュラムに対応する年齢でも、希望した方には立体に挑戦させるなど、自由な方針で進められています。

ベッドやハシゴなど小さな家具が身の回りにある材料で再現されていて、可愛らしい世界観を楽しめました。つまようじで時計の針を作るなど、その想像性に刺激されて童心にかえって一緒に工作したくなる意欲がわいてきます。
 
「スタジオクラ」での授業は、作品の完成自体を目的とするわけではなく、そのプロセスを楽しんでもらうことに重点を置いているとのこと。このためテーマも多岐にわたり、油絵や粘土、砂絵などいろいろなジャンルの作品が飾られています。

 
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上の写真は、自分の感情を表した抽象画で、怒りの気持ちなら赤の絵具を使ったり手で紙を叩いたりと、感情をぶつけて描いた作品も見られます。

授業では、苦手な子にも自分の力で進められるように指導がされています。中には想像もしていなかった作り方をする子も現れ、みんなで作り上げる雰囲気づくりに貢献し、まだうまく作れていない子の後押しをすることもあるそうです。
大勢で協力して作り上げられた作品は、どれも奇抜な色と発想に満たされていて、生徒たちが楽しく作っている風景が伝わってくるようです。

創造性を存分に働かせて、子供が直球で気持ちをぶつけてくる素直な作品群は、技術的に優れたものを作ろうという意識が身についている大人を驚かせるものがたくさんあります。
子供達の明るく力強い作品に元気づけられる「スタジオクラ 子ども絵画造形作品展」は6月24日(日曜日)まで。ぜひ美術館にお越しください!


☆次回のインタビュー記事は 6月27日(水曜日)~28日(木曜日)に公開予定です。

お問い合わせ

教育部 文化課
窓口の場所:新館6階
代表番号:092-323-1111
直通番号:092-332-2093
ファクス番号:092-321-0920

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