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伊都郷土美術館企画展「近代洋画を支えた画家たち~文展のスタートから終戦まで」を開催。 ◎最終日にトーク企画を開催!

更新日:2023年09月08日

伊都郷土美術館企画展「近代洋画を支えた画家たち~文展のスタートから終戦まで」を開催。

毎年開催している伊都郷土美術館での企画展。
今年は、秋季企画展として「近代洋画を支えた画家たち~文展のスタートから終戦まで」を開催。

期間

8月29日(火曜日)~9月24日(日曜日)
ただし、祝日以外の月曜日は休館日。

時間

9時から17時まで(入館は16時30分まで)

入館料

無料

展示内容

糸島市在住のコレクター「私美」氏が所蔵する絵画の中から、近代洋画で活躍した画家を中心に約30点公開します。

今年は、近代で活躍した日本人画家を中心に、30点余りの作品を展示します。
官展で実績がある画家の作品を軸とするほか、近代洋画を取り巻く時代や社会背景の変遷と合わせて紹介します


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    須田剋太「線路」

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    亀高文子「平泉北上川風景」

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    岡田又三郎「裸婦」

当企画展コレクターによるトーク企画を、最終日に開催!

当企画展作品提供コレクター「私美」さんのコレクター裏話

日時

令和5年9月24日(日曜日)10時から 伊都郷土美術館2階展示室
( 受付9時30分から 当日先着40名 椅子席15 高齢者等優先 )

トークテーマ予定(変更の場合があります)

(1)「私美」のコレクション足跡
・「私美」のコレクションは油絵が四百数点です~何故油絵ばかり
 明治・大正・戦前の昭和がコレクションの中心
・絵は見るもので、買うものではないと思っていた「私美」が最初に買ったのは
・オークションの世界に入るために「私美」が行った下準備
~日展史41巻、ロシア文字、(プラス)草書体
・絵を買うなら、『自分が好きな絵を買うべき』が定説ですが、実は・・・
・失敗しない絵の選び方

(2)まるで探偵!?「作者不詳」のナゾを追え!
・なぜ、作者不詳の絵が出てくるのか ~特定できない記名、絵の行方・・・「読み解く」楽しみ

日本近代絵画の発展に大きくかかわった”官展”の役割とジレンマ

官展とは政府が主催する美術展覧会のことで、日本の洋画は官展を軸として発展していきました。
今回の展示では、明治から終戦までの作品から選んでいます。その期間中に官展の名称が変わっているのでご紹介します。
1 文展(文部省美術展覧会)/創設は明治40年(1907)。
2 帝展(帝国美術院展覧会)/大正8年(1919)「帝国美術院展覧会」の略称で、文部省下部組織の帝国美術院の主催となったことにより改称。
3 新文展 昭和12年(1937)、再び文部省直営に戻ったため改称。

文展が始まると、鑑査(展示の決定)、審査(授賞の決定)については、文部省(現・文部科学省)が全ての責任を問われます。
文部省が指名する審査員の多くは画家で、いずれかの公募団体に所属し、また、数多くの師弟関係を持つことから、公正な鑑査や審査は大変難しいことでした。
それでも、結果への不満は、全て文部省に向かって投げかけられ、官展が続く限り、文部省はこの問題に、翻弄され続ける事になります。

以上のように、いろいろな裏話や、出品する画家や作品についての陰の資料など、日頃は皆さんが接することがなかなかない情報もご覧に入れたいと思います。
 

お問い合わせ

地域振興部 文化課
窓口の場所:新館3階
代表番号:092-323-1111
直通番号:092-332-2093
ファクス番号:092-323-2344

伊都郷土美術館
電話番号:092-322-5661

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