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原田新八郎氏の功績
更新日:2019年5月31日
原田新八郎氏の功績
原田新八郎氏は、1916年前原町(現・糸島市)に生まれ、糸島中学(現・糸島高)を卒業後、東京美術学校(現・東京芸大)で彫刻を専攻しました。
その後、高校教諭などを務めながら創作活動に打ち込み、複数回にわたり日展に入選。
1956年には「働く人」が特選、翌年には「漁婦」が再び特選に選ばれ、1960年には第1回菊華賞(現 菊花賞)を受賞しています。
晩年は、福岡教育大学で教鞭をとりながら創作活動を続け、1986年には前原町に作品と土地等を寄贈、現在の伊都郷土美術館が開設されました。
彼の作品は、今でも身近に見ることができます。
伊都文化会館ステージの緞帳の絵や糸島市役所本庁舎内の壁画、改築前のJR筑前前原駅前にあった母子像(現在は糸島高校駅前に移設)などはその一例です。
また、伊都郷土美術館には、代表作「働く人」「漁婦」のほか、多くの彫刻と絵画を展示しています。
糸島の美術界の礎を築いた氏の作品を、ぜひご覧ください。