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平成28年度2月号
更新日:2015年2月15日
第61回糸島美術工芸展の報告
平成28年1月5日から11日まで公募展を開催しました。
期間中は多くの方々に作品展を楽しんでいただき、総来館者数は585名となりました。
この展は公募で、出品者は美術愛好者や趣味で絵を描く人たちです。
糸島美術協会会員だけでなく、会員ではない一般の方々からも日頃制作したものを出品されています。
本年度は糸島高校美術部から5名(デザイン5点)・一般から10名(12点)の応募があり、平成27年12月27日に審査を行いました。
審査の方法は2段階方式です。
まず第1次審査として、糸島美術協会の全会員が投票で入選作品を選びます。
そして、第2次審査として5名の審査員(いずれも同会員)が慎重に協議し、受賞作品を決定しています。
第2次審査員も2年毎に交代していきます。
この審査方法は全会員が参加するところに大きな特徴があり、また審査の公平さをあらわす選考方法だと考えています。
出品された作品はどれも力作ぞろいで質も高く、審査には毎年多くの時間がかかるのですが、
今回は特に時間がかかりました。
選ばれた受賞作品は、絵の構成に工夫が見られるだけでなく色彩も豊かで表現したい意図が明確に伝わってくる作品となっていました。
公募点数としては昨年より少なりましたが、内容が充実しており、鑑賞する人たちに感銘を与えてくれたことでしょう。
公募作品の質が高まったことが美術協会会員への刺激となり、会員非会員関係なく切磋琢磨していく土壌が生まれていること、これが公募展の大きな成果です。
今回の展示会では44点(公募作品:17点、会員作品:27点)展示しました。
授賞式も執り行い、共催である糸島市教育委員会から糸島市長賞・糸島市議会議長賞・糸島市教育委員会教育長賞を、後援である福岡県美術協会・鶴陽会・糸島新聞社からも賞をいただき、授賞式に華を添えていただきました。
受賞者には今後の大きな励みになったと確信しております。
第61回糸島美術工芸展も大きな成果を上げ無事に終わることができました。
ご協力していただきました関係各位には感謝とお礼を申し上げます。
平成28年2月 糸島美術協会 望月暢一