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中山間地域等直接支払事業実施状況
更新日:2023年8月22日
中山間地域等直接支払事業実施状況(第5期対策)
中山間地域の農地は、水を蓄えたり洪水を防止したりと、平坦部の地域にとっても大切な役割を果たしています。しかし、中山間地域では、一つひとつの田んぼが狭く傾斜も急なため、大型機械を使った効率的な農作業などが困難です。また、農家の高齢化も進んでおり、農業の担い手不足が深刻な問題となっています。
そこで、農業の条件が厳しい中山間地域の農地を保全するため、平成12年にスタートしたのが、『中山間地域等直接支払事業』です。当初は5年間の事業でしたが、中山間地域の改善に効果があったことから、平成17年度からの5年間、平成22年度からの5年間、平成27年度から5年間、更に令和2年度から5年間延長され、令和6年度まで事業が行われます。
第5期対策では、本市で19集落がこの事業に取り組んでおり、地域の将来像の実現に向けた計画(集落戦略)を作成し、5年間の計画的な農地の保全などの活動を実施します。
活動内容は、農道の草刈りや水路の泥上げなどの作業のほか、共同での農作業、農業用機械の共同化など、効率よい農業を行うためのものです。その他にも、コスモスやアジサイ、レンゲなどを植えて癒やしの景観を作り出すなど、各集落独自の様々な活動が行われています。
これらの取組によって、美しい山里の景色でもある中山間地域の農地・多面的機能が守られました。
糸島市の第5期対策の実施状況は以下のとおりです。
交付単価
急傾斜地
- 田:21円/平方メートル
- 畑:11.5円/平方メートル
緩傾斜地
- 田:8円/平方メートル
- 畑:3.5円/平方メートル