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長石のケンポナシ
更新日:2009年11月1日
概要
古川克之氏宅北西側の高さ5メートルから6メートル程の東向きの斜面の上部に根を張り、ホウキ状に大きく枝を広げ端正な姿を見せている。太枝の4から5箇所に台風による折損被害は認められるが、全体的な樹形にはそれほど影響はない。 樹勢は旺盛であるが、損傷部の手当は施したほうが良い。
- 分布:本州・四国・九州(対馬を含む)の山野に生ずる落葉高木で、東北地方に多く見られる。
- 幹:樹皮は暗灰色、粗面で、縦に浅く裂け、鱗状にはがれる。樹形はやや整斉で高大。枝は長く伸長し、樹冠はひろがる。高さ15メートルから20メートル、径0.6メートルから1メートル。
- 葉:有柄で互生し、長さ7から15センチメートル。広卵形の葉の縁には鈍三角形の細鋸歯をもつ。上面は濃緑色、下面は帯白緑色。
- 花:夏(6月~7月頃)に枝端に花穂を出し、直径約7ミリメートルの淡緑色小花を多数つける。花梗は後に肥厚・肉質化して花穂枝(果柄)となる。これは屈曲・不斉で、梨のような甘味があり生食できる。
- 実:直径約7ミリメートルの果実は無毛、薄皮、帯褐色で後に黒紫色に熟す。種子は1果3個、濃褐色で堅硬、扁平球形。
樹種名
ケンポナシ
所在地
福岡県糸島市二丈長石537
樹高
19.35メートル
幹回り
1.99メートル
推定樹齢
約85年
調査年月日
1995年12月18日
歴史・言い伝え
現当主の祖父である萬次郎氏(91才)が20才の頃、14年から15年生のケンポナシ(径5センチメートル~6センチメートル)を近所の知人から貰い受け、現在地に植栽したという。