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まむし湯のムクノキ
更新日:2009年11月1日
概要
亭々としてそびえ、クロガネモチと並び立っている。剥げ落ちた独特の幹肌を持ち、根元は典型的な板根状の形態を示す。 樹勢は旺盛である。
- 分布:本州関東以西から沖縄の山地に自生する落葉高木。大きいものは高さ20メートル径1メートル位になる。
- 幹:樹形は雄大で枝分かれが多く、樹皮は灰白色。縦走する溝状の隆起があり、根張りは板根性。
- 葉:有柄で互生し、卵形~長楕円形で先端は鋭尖形、基部は広い楔形で左右は不同。鋭い鋸歯があり、表面は粗くざらつきがあり、葉脈は基部でほとんど3行脈状となる。
- 花:春、若葉が伸びるのと同時に淡黄緑色の細かい花をつける。雄花は新枝の基部に集散花序につき、がく片5個おしべ5個をもつ。雌花は新枝の上方の葉腋に1個から2個着き、がくは5裂、花柱は2分している。
- 実:10ミリメートルの長梗をもつ卵状球形の核果。径8ミリメートルから12ミリメートルで、秋、紫黒色に熟し、果肉は甘い。
樹種名
ムクノキ
所在地
福岡県糸島市二丈吉井2386-1
樹高
17.11メートル
幹回り
2.60メートル
推定樹齢
不詳
調査年月日
1995年2月23日
歴史・言い伝え
県道藤川二丈線を中村まで行くと、勇壮とそびえ立つ巨木に囲まれた民家が目に入る。 このムクノキは、その中の一本である。そこは、まむし湯として広く知られており、15年ほど前までは、まむしにかまれた人など、多くの治療客が訪れていた所である