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一貴山のイチョウ
更新日:2009年11月1日
概要
納骨堂前広場への入り口の左側にそびえる姿は集落の中で一際目立つ存在である。幹の通直な部分は約10メートル程でその上で4本に分枝している。円柱状の樹冠を呈している。 根元のすぐ脇を道路が通っており根の一部が踏み固められているが、樹勢は旺盛である。
- 分布:北海道南部から九州まで社叢林や街路樹として利用される落葉高木。雌雄異株。
- 幹:樹皮は淡褐色で、幹は直立し高さ30メートル径2メートル程の大木となる整形樹。時として「ちち」といわれる大きな気根(乳柱)を下げることがある。
- 葉:長枝では互生、短枝で束生し、秋に黄葉する。
- 花:4月頃、新葉とともに着ける。雄花は尾状花序のようになる。雌花は花柄の頂端に2つあり、盃状の心皮の上に裸の胚珠が1つ着く。
- 実:核果的で、外種皮は黄色く熟し多肉質で悪臭を発する。内種皮は白色で硬く2から3の稜線を有し、これをギンナンといい食用とする。
樹種名
イチョウ
所在地
福岡県糸島市二丈一貴山823(納骨堂)
樹高
24.40メートル
幹回り
4.88メートル
推定樹齢
300年以上
調査年月日
1994年8月23日
歴史・言い伝え
関係者の話によると、100年以上も前地域の寺寄せの際、境内地にあったイチョウの木でお堂を建設し、その時芽を出したイチョウが今日に至ったものである。