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深江のキャラボク
更新日:2009年11月1日
概要
城芳夫氏宅東側の庭内に植栽されている。4年程前新築した際に、旧宅の中庭にあったのを現在地に移植したものである。大小3本の幹が地際からくねるように立ち上がり、地上1メートル付近から複雑に枝分かれを繰り返し、独特の樹形を作りだしている。 移植や、それに伴う環境条件の変化によるものであろう樹勢にやや陰りがみられるが、土壌改良、日焼け防止等の適切な養生を施せば樹勢の回復は期待できよう。
- 分布:日本海側気候の高山や亜高山に広く分布(本州日本海側、朝鮮)する。鳥取県大山8合目辺りに天然記念物指定の郡生地がある。(ダイセンキャラボク)
- 幹:低木・潅木状を呈し、幹は下から斜めによく分枝して枝葉を密生させ高さ1メートルから2メートル程。幹の直径が15センチメートル程になることがある。
- 葉:長さ1.5センチからメートル2.3センチメートル、幅2ミリメートル~3ミリメートルの線形で先端は鋭く尖り、やや厚めで深緑色。イチイに似るがイチイのように2列整列的でなく、やや輪生状に不規則に枝に着く。
- 花:雌雄異株。雄花は淡黄褐色で径3ミリメートルの球形。雌花は淡緑色で長さ2.5ミリメートル。4~5月に小枝の葉間に着く。
- 実:広卵形で径約8ミリメートル。多肉質で9月から10月に赤く熟し、種子は1個。
樹種名
キャラボク
所在地
福岡県糸島市二丈深江926-1
樹高
2.85メートル
根回り
0.71メートル
推定樹齢
100年以上
調査年月日
1995年12月18日
歴史・言い伝え
100年以上前に芳夫さんの祖父がいけ花の材料として買ってきたものが成長し現在のキャラボクになったと伝えられている。