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公的年金制度のしくみ
更新日:2023年4月1日
公的年金制度のしくみ
公的年金制度は老齢、障がい、死亡という事故に備えて若い世代が保険料を支払い、その保険料や税金を財源として年金給付を行っています。
(原則的には保険料を納めなければ年金を受け取ることはできません。)
【2階建て構造】
公的年金制度は2階建て構造で、日本に住んでいる20歳以上60歳未満のすべての人が加入する国民年金(基礎年金)と会社員や公務員などが加入する厚生年金があります。
そのため、会社員や公務員などは2つの年金制度に加入していることになります。
公的年金制度の必要性
公的年金制度は、現役世代が納める保険料で高齢者の年金を負担するという「世代と世代の支え合い」が基本になっています。
核家族化が進み、老後を子どもに頼ることが容易ではない現在、年金がその代わりの役割を果たしてくれます。
もし公的年金制度がなかったらどうなるでしょう。現役世代は、自分の子どもを育てつつ、両親に仕送りをし、自分の老後の備えも行う必要が生じてきます。
国民年金(基礎年金)のメリット
あなたの老後を支えます
日本人の平均寿命は、医療技術の進歩により今後さらに延びていくことが予想されます。期限もなく一生涯受け取ることができる国民年金は老後の生活の不安を解消します。
けがや病気で障がいが残ったときも支えます
国民年金は老後だけでなく、事故や病気で障がいが残ったときも支給されます。障がいが残った場合は「障害基礎年金」、死亡した場合は遺族に「遺族基礎年金」が支払われ、万が一のときも安心です。
遺族とは「18歳到達年度の末日までにある子(障害状態にある場合は20歳未満)のいる配偶者」または「子」
保険料分の税負担が軽減されます
あなたが納めた保険料は「社会保険料控除」として、その全額が所得控除の対象になるため、税金が安くなります。
経済変動の影響を受けません
賃金や物価の変動にあわせて、年金を支える力と給付のバランスをとる仕組みがあり、年金額は常に改定されていきます。20歳で加入してから65歳で受給するまでの間、経済社会が大きく変動しても、年金の価値は保障されます。