令和4年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査について

令和4年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査について

調査対象：2年生 調査事項 　ア　実技に関する調査　　 握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、20mシャトルラン、50m走、立ち幅とび、ハンドボール投げ 　イ　質問紙調査（運動習慣、生活習慣等に関する質問紙調査）

 1　結果と分析

　○　男女ともに長座体前屈などの柔軟性で,体を柔らかく動かしたり,大きく関節を動かしたりする能力に優れている。

　○  特に男子は,50m走や反復横跳びなどのスピードや敏捷性において,すばやく移動する能力や,すばやく動作を繰り返す運動能力が優れている。

　●　男女ともに,20mシャトルランなどの全身持久力で,粘り強く運動を持続する能力に課題がある。

 

2　取組についての評価

（1）保健体育科の学習指導

1　効果があった取組　　　　　　

• タブレット端末の録画機能を使って,生徒同士がお互いの運動の様子を動画で観察し,うまくいった動作や失敗した動作の改善策を話し合う場面の設定
• 授業のはじめに行う体づくりトレーニングの実施 
• ゲーム形式で学習できる多様なスポーツ種目の決定

2　改善を図る点　　　　　　　　

• 体づくりトレーニングに取り入れる運動を,生徒の実態に合わせて選び出すこと
• 運動の楽しさを実感できる,生徒主体の活動場面を創り出すこと
• タブレットの動画機能を利用した自己評価の機会を設定すること

 （2）今後の体力向上に対する取組　

• 自主的に運動やスポーツをする時間を設定し,運動の楽しさや大切さを実感させる取組を行う
• 運動部活動に所属しているしていないにかかわらず,朝食を食べないと回答する生徒が全国比より多いので,食の大切さを学ぶ機会を増やし,家庭と連携して朝食摂取率の向上を図る