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全国学力・学習状況調査の結果と今後の取組
更新日:2023年9月21日
令和5年度 全国学力・学習状況調査の分析と今後の取組について
(本調査は,全国悉皆調査で第3学年生徒を対象に4月に実施されたもの)
1 学力調査に関する結果の概要
国語
- 聞き取った話の内容を理解し,自分の経験や考えに結びつけながら,目的に沿って自分の考えをまとめる力が身に付いている。
- 出来事や行動,心情を表す語句の意味を,辞書的な意味と文脈上の意味との関係に注意して正しく理解できている。
- 文章の内容に共通する要素を抽出して見出しを考えるような,具体と抽象,情報と情報の関係についての理解に課題がある。
数学
- 基礎的な計算技術を身に付けたり,数学用語の正確な意味を覚えたりできている。
- 複数のデータの分布を比較し,箱ひげ図を利用して資料の傾向が説明できている。
- 図形領域において,客観的な根拠をもとに順序よく自分の考えを書く点に課題がある。
英語
- 「聞くこと」において,社会的な話題についての短い説明の要点を捉える力が身に付いている。
- 「読むこと」において,言語の働きを理解し,考えが書かれた英文を選択する力が身に付いている。
- 文章を読んで概要や要点をつかむことや,自分の置かれた状況に応じて必要な情報をつかむことに課題がある。
- 「話すこと」「書くこと」において,自分の考えやその理由を伝えることに課題がある。
2 生徒質問紙に関する結果の概要
- 将来の目標をもっていたり,自分のよさを感じたりしていると肯定的に回答している生徒が多い。
- 今住んでいる地域の行事に参加していると肯定的に回答している生徒が多い。
- 学校の授業以外に家で勉強をしたり,計画を立てて学習をしたりすることに課題が見られる。
- 授業や学級活動において,自分の考えを文章にまとめたり,話し合ったりする活動に課題がある。
3 取り組みについての評価
(1)教科に関する取り組み
1.効果があった取組
- 学習した内容をふり返り,理解したいことを重点的に復習するレポートの作成
- ドリルパークを活用した「ドリルパークコンクール」の実施
2.今後の学力向上に向けた取組
- 自分の考えを文章に書いたり, 相手の意見に自分の意見を返したりする場面を作るなどの授業改善
- 個別の教育相談を活用した家庭学習の充実
(2)生徒質問紙の内容に関する取組
1.効果があった取組
- 総合的な学習の時間における地域連携活動の実施
- 立志式やレディネステストを受けての職業講話, ライフプランについての講話など, 将来について考える機会の計画的設定
2.今後の学力向上に向けた取組
- 校区事業と連携し,スマートフォンやゲーム等の使用ルールや,学習習慣の確立を目指す取組を行う。
- 計画を立てて学習に取り組む習慣を身につけさせるために,手帳の活用を行う。また効果的に使えているのかアンケートを行い,分析や改善につなげる。