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クレジットカードのショッピング枠の現金化

更新日:2012年3月26日

クレジットカードのショッピング枠の現金化

クレジットカードには、商品やサービスを購入して、後払いにする「ショッピング」の機能と、カードを用いてお金を借り入れる「キャッシング」の機能があり、それぞれに利用できる金額枠が設定されています。
「クレジットカードのショッピング枠の現金化」とは、本来、商品やサービスを後払いで購入するために設定されている「ショッピング」枠を、現金を入手することを目的として利用することです。現金化する方法は大きく分けて2種類あります。

キャッシュバックをうたった手口

業者のHPを見てクレジットカードのショッピング枠の50万円分の現金化を申込み、CD-ROMを購入したことにした。業者がカード支払いの手続きが完了したことを確認した後、40万円が口座に入金された。簡単にお金が手に入ったものの、クレジット会社から50万円の購入代金を請求され、支払えない。
キャッシュバックをうたった手口の関係図

商品の買取りをうたった手口

「クレジットカード現金化」と看板が出ていた店舗で、クレジットカードのショッピング枠を使い指輪を50万円で購入した。指輪は店内のカウンターで一瞬見せられたが、40万円ですぐ買取られ、現金を受け取った。喜んだのはつかの間、クレジット会社から50万円の購入代金を請求され、支払えない。
商品の買い取りをうたった手口関係図

  • いずれの場合でも、消費者は一時的に40万円の現金を手にする代わりに、結局はクレジットカード会社に対する50万円分の債務(借金)を負うことになります。
    注:さらに、「入金されない」「キャンセルできない」などのトラブルも発生しています。

アドバイス

  1. 「安心」「安全」という文言を信用しないこと
    クレジットカード現金化業者は「安心」「安全」「合法」と広告等でうたっていますが、実際の現金化の取引はクレジットカード契約違反の大変危険な取引です。
  2. クレジットカードの現金化は絶対に利用しないこと
    「クレジットカード現金化」を利用すると、一時的に現金を手に入れることができても、その金額よりも高額なクレジットカードの支払いに追われるため、大変大きなリスクの伴う行為です。現在債務を抱えている人のみならず、債務を抱えていない人も「クレジットカード現金化」を利用することで債務が膨らんでしまう可能性が大いにあります。
    また、「クレジットカード現金化」はクレジットカード契約違反になるため、クレジットカード会社から退会手続きをとることを求められる可能性もあります。さらに不正な利用方法であることを知りながら「クレジットカード現金化」を利用することは、消費者自身も詐欺罪(刑法第246条)等に抵触する可能性があります。
  3. 契約内容を不審に感じたら契約はしないこと
    融資を受けようとしている時以外でも、様々な取引において支払いに困ると「クレジットカード現金化」を紹介されるケースもあります。内容を不審に感じたり、断りきれず利用をしてしまったら、すぐに消費生活センターに相談しましょう。

注:クレジットカードのショッピング枠の現金化を利用した借金の整理について
借金を整理するつりで一時的にお金を手にしても、債務が膨らんでしまうことになります。消費生活センターでは、一人ひとりの状況をうかがって、その方に合った債務整理方法を一緒に検討し、生活再建のお手伝いをしています。まずはご相談ください(多重債務を参照ください)。

お問い合わせ

糸島市消費生活センター
電話番号:092-332-2098
ファクス番号:092-324-2531

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